メスグロヒョウモン♂(2006.7.29 鹿追町)

 実は富良野でメスグロヒョウモンのペアを見た。私の予測だが交尾しながら飛んだのだと思う。そこに車が来た。交尾したまま路上に横たわる、メスグロヒョウモンのペアを発見したのだ。かわいそうというか無惨というか…
 Fieldは何だか無性に元気なメスグロを撮りたくなった。この心理状態は何なんだろうと思いながら車を十勝に向けて走らせていた。峠の気温15度。濃霧。富良野はあんなにお天気が良かったのに、私はハズレくじを引いてしまったのか?十勝のメスグロヒョウモンのポイントに向かいながら、既に後悔していた。十勝から100km以上も離れた場所を訪れながら、何でまたお天気の悪い十勝に戻ってしまったのか…
 今日はもう諦めて自宅に戻ろうと思った。しかし、車のナビを見たら、ポイントまで10数キロ。このまま引き返したら、それこそ悔いが残りそうだ。ならば行くだけ行ってみるか! 目指したポイントの少し手前で、急に路上の樹木の影が濃くなってきた。 前方には、何と青空も見えてきた。道路脇のハンゴンソウにも蝶の姿が見られるようになった。

 

メスグロヒョウモン♀(2006.7.29 鹿追町)

 実はこのページトップの写真を撮ったときには、同定が出来てなかった。ウラギンスジかなぁと思って撮影していた。実際このNoteを書きながらも、最初はウラギンスジヒョウモンと名前を書いてみた。でも何故か違和感がある。前翅裏面 の先の色が濃くない。後翅付け根の色も微妙に違う。更に銀紋が不明瞭だ。あらら、撮れてないと思っていたメスグロの♂は一番最初に撮っていたのね(汗)
 その後、メスグロの♀も現れてくれて、目出たく撮影することが出来た。あはは、戻ってきた甲斐がありましたわ!実はメスグロの写 真は銀塩で何度か撮ってはいたが、デジで新鮮な個体を撮るのは初めてだった。
 しかし、メスグロの♀は超能力があるのではないかといつも思う。人影を察知すると大抵高く舞い上がる。そんなに遠くへ逃げるわけでもなく、高見の見物をしている。そしていつの間にか同じ場所に戻り、吸蜜をしている。それに気付くと、また逃げる…の繰り返し。

 

メスグロヒョウモン(2006.7.29 鹿追町)

 ところが今回、フキの葉に止まった途端に強い風が吹いた。メスグロは風に飛ばされぬ よう必死でしがみついている。そこで私は思いきり近づいてみた。そして、風が止んだ直後に撮影することが出来た。こんなにアップで撮影できたのは初めてのことである。

 

ミドリヒョウモン(2006.7.29 鹿追町)

 この林道では他にも数種のヒョウモン類が見られた。ほとんどセリ科の白い花にやって来ているのだが、花の位 置が私の身長を超えているので、なかなか写真にならない。レンズを広角に変え、例によって腕だけ伸ばして目測撮影。花がまるで花火のようで面 白いと思った。
 いつもの事ながら、天候と私自身の気分に振り回された一日だった。今年のような天候が不順な年こそ、もっと計画的かつ効率的に行動しなければと反省することしきり!ガソリン代使い過ぎ!と、また息子に叱られそうだ(汗)

 

コヒオドシ・ホソバヒョウモン・クロヒカゲ・ミヤマカラスアゲハ

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