コヒョウモン(2006.7.22 音更町)

 昨日は朝から、私の所属団体の重要会議がありましたが、その準備等でこの1ヶ月以上、大変な目に遭っていました。それも終わりやれやれ…。飲みに繰り出そうとも思いましたが、力が抜けて面 倒なことは何もしたくない心境。自室で泡盛飲みながら好きなCDやらLDやらかけて、一緒になって歌いまくりましてから、爆睡!
 今朝は、天気が悪く暗いもので、いつもよりゆっくりと目覚めました。天気予報は午後から雨となっていますので、午前中少しでも外歩きしようかと、お出かけしてみました。車外気温16度!うーん寒い。蝶なんて飛んでるの?でも、こういう日に蝶を見つけることが出来れば、ゆっくりと撮影できるチャンスも有るかも。
 いつものMy fieldを覗きましたが、思いの外蝶の姿を見ることが出来ました。お天気が悪いとはいえ、こう悪い日が続いては、さすがに蝶もお腹減りますもんね。多少寒くても雨でない限り、少しは吸蜜しないと死んでしまいます。このコヒョウモンなんか、このまま30分以上こうしていました。

 

ジョウザンミドリシジミ(2006.7.22 音更町)

 実はこの時期、北海道のゼフィルスが発生のピークを迎えているはずで、それを撮りたかったのですが、低温のため(本日の十勝地方には異常低温注意報が出ています)活性が低く、見つけるだけでも大変です。普段なら活発に飛び回りますので、撮影は大変ですが、見つけるのは容易な蝶なんですけどね。
 目線の高さで開翅しているゼフを見つけ、しめしめ、これは美味しいシーンだと、レンズを広角に変えて近寄りましたら、逃げられてしまいました。あらら、望遠で遠くから撮影するんだったかなぁーと望遠レンズに戻し、しばらく探しましたが、見つけたのはこれだけ。しかも遠くて高い場所。やたら白っぽく見えたので、オオミドリかと思って撮影したのですが、どうやらジョウザンミドリのようです。(北海道のゼフを知らない人が見たら、オオミドリなのに同定違いしてる。と苦情メールが来そうな写 真だなぁ。でも解説書くと長くなりそうなので、止めておきます。)

 

 

ヒメウラナミジャノメ(2006.7.22 音更町)

 ゼフポイントは、どうもジョウザンしか居ないようなので、移動。ジョウザンだけは撮り飽きてるもんでね。チシマフウロの丘に来ましたが、あまりめぼしいのは飛んでませんでした。松の枝先に何か居ると思って近寄ってみたら、ヒメウラナミジャノメでしたが、今頃交尾?!発生はひと月以上前のはずですが、天候不順で、この種もだらだら発生してるのかな?

 

ギンボシヒョウモン(2006.7.22 音更町)

 またまた移動。今度は春先にツマキをよく見る場所なのですが、ここはギンボシだらけでしたね。それにしても、気温16度でこの状態ですから、平年並の気温さえあれば、かなりの数の蝶が飛んだはず。悔しいな〜!

 

またまた五目撮り(2006.7.22 音更町)

 えーと、この花何だっけ?どうもセリ科の白い花はワカラン。あー葉っぱを確認して来るんだったと、今頃反省!エゾニュウではなかったしエゾノヨロイグサ、オオカサモチ、オオハナウド…違うなぁ。アマニュウかなぁ?
 ま、とにかくセリ科の白い花は、相変わらず蝶に人気なのだが、高くて写真が撮れない。例によって手だけ伸ばして、ノーファインダーで撮ってみたら、どうやらまたまた5種類写 っているようだ。ギンボシの手前はアカマダラ、ギンボシの向こうはサカハチ、その奥コチャバネ、右のはヒメウラナミ。今度はアカマダラとサカハチの2ショットを撮ってみたいなぁ。それと5種を越える種類にも挑戦したいと、欲ばかりそそられるFieldでした。

 

ウスイロオナガシジミ(2006.7.22 音更町)

 お昼近くになりましたが、未だ降る気配はありません。実は朝から躊躇していたのですが、やはり例のゼフ多産地に寄ってみることにしました。しかしなー、あそこの山ダニが多くてねー、あまり気が進まなかったのよねー。
 登って直ぐに、小型ゼフ発見。追いかけてみたら、ウスイロちゃんじゃありませんか。オナガ3兄弟で、一番好きな種です。ニンマリ!しかし、一枚シャッターを切った途端に下草の笹の根に潜り込んでしまいました。私が驚かしたとは思えませんので、どうも雨宿りの準備だったようです。…で、見かけたのはこれだけ、他のゼフは、もう既に雨宿り態勢に入ってしまったのかな?と思った途端に、小さい雨粒がポチポチと来ましたね。
 ところで、ここまで発見したダニの数は13匹。やっぱなー。相変わらずここはダニだらけなんだよなー。(自宅に帰って更に1匹発見しました。)これさえ居なければ、頻繁に覗きたいポイントではありますが、何しろここに来るだけで勇気と覚悟が必要です。

 

オバボタル(2006.7.22 音更町)

 今日の撮影はこれまでと、諦めて帰りかけたときに、薄暗い林のシダの葉の上で何やら発見しましたね。あら、オバボタルじゃないですか。お久しぶり〜とカメラを向け、ピンを合わせてギョッとしました。赤星が4つもあるぞ!!しかし、冷静になって良く見たら、なーんだ、1頭じゃなかったんだ。あー驚いた。
 ところで、こいつの名前、私間違って覚えてました。ウバボタルだとばかり思ってましたもの。姥蛍と書きますから、ウバで良いはずなんですが、なんでオバになったのでしょうかね〜?いきさつをご存知でしたらどなたか教えて下さいね。ちなみに、このホタルは発光しません。幼虫は発光するらしいのですが、私は見たことがありません。でも、胸部の赤星は、暗い林の中でも比較的鮮明に見えますので、何か特殊な色素成分を含んでいそうな気がします。
 …ということで、気温16度の割りには、いろいろ現れてくれて楽しく過ごすことが出来ました。でも、暗くてシャッタースピードを上げられず、辛かった〜。明日も残念ながら同じ様なお天気のようです。さて、Fieldはどうしようかなぁ〜…

 

白帯の広いコミスジ
クサフジ・ガガイモ・ナンテンハギ・ハッカ・エゾノシモツケ・オニシモツケ他

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