ウスバキチョウ(2006.7.1 赤岳)

 いやー、ごめんなさいね。別にもったいぶっていた訳でも、出し惜しみしていた訳でもないのですが、バキの写 真が最後になってしまいました。しかも写真としては大したことのないものばかりで…がっかりさせるかも?
  がっかりと言えば「世界三大がっかり」というのがあるそうで、 シンガポールののマーライオン・コペンハーゲンの人魚姫・ブリュッセルの小便小僧がそれなんだとか。北海道にもありますね。有名なのが札幌の時計台。あの写 真って、全部が全部同じ角度でおかしいと思いませんか?理由は…知ってますけどね、敢えて申し上げません。まあ、折りを見て是非ご自分の目で確かめていただいてがっかりして下さい(笑)
 え?写真が大したこと無いから話でごまかそうとしてるって?あはは、バレてらぁ!何々、それでも話が面 白ければ許すって?あ、ありがとう!!嬉しいね〜うるうる!!

 

ウスバキチョウ(2006.7.1 赤岳)

 えー話はバキに戻ります。数は居ましたね。視界に一度に3頭とか4頭とか見ることが出来るくらい居ました。でも止まらない、ただただ飛び交うばかり。ほとんどが雄で、雌探しに懸命の様子。時折こうして休みますが、だいたい瓦礫の上で絵にならない。しかも、登山道以外はロープが張り巡らされていますので、近寄れない。仕方なく遠くから望遠で写 す。結果、角度のある平ぺったい写真ばかり…というトホホな状態な訳です。ホントPhotoshopで縦方向に変倍かけたくなりますよ(笑)
 写す方としては、どうせなら格好の良い高山植物か何かで、優雅に吸蜜しているところとか想像するじゃないですか、でも、ダメ。だいたいこの蝶は優雅じゃないもの。優雅さならウスバシロの方が上ですよ。バキは、およそ皆さんが想像するよりも、飛ぶのも早いしセコセコした蝶です。あら、この蝶に憧れていた方の夢を壊しちゃいましたかね。ごめんね。でも、それが現実ってものです、ハイ。

 

ウスバキチョウ(2006.7.1 赤岳)

 1頭だけ、登山道の脇で止まって動かないのが居りまして、何やってんだろ?と思ったら吸水していましたね。しかし、ロープの真下で、どうしてもロープの影が邪魔。とりあえず、どアップで撮って見ましたが、こうして見ると毛深いですね〜。氷河期の蝶とか言われていますが、何だかマンモスを連想しそうです。
 その後、Mamoさんが来たので、影にならないようにロープを引っ張って、どうぞ、どうぞ…とやっていたら次々と撮影者が来まして、仕舞いにはある方に広角で撮りたいからさがって欲しいとまで言われ、結局私は影入りの写 真しか撮れずに終わりました。何だか釈然としませんが、皆さんは良い写真撮れたのでしょうか?

 

ウスバキチョウ(2006.7.1 赤岳)

 ところで、レンズ交換の出来る1眼デジを買ってしまったばかりに、今回もレンズ4本担いだのですが、高性能なレンズ交換出来ないタイプの1眼デジがあれば、それで良いとつくづく思います。10倍くらいのズームレンズが付いていて、あとはワイコンとテレコンで対処すれば良い訳で、それでこそデジの手軽さが引き出せる訳です。
 今回も、飛翔シーンが撮りたいからと広角にしたら、適当なところに蝶が止まり、慌てて望遠に換えているうちに逃げられるということの繰り返しでした。今も、欲しい広角レンズがあるのですが、それ1本で10万もします。それなら特徴のある安価なデジを数台揃えた方が賢明かと思う今日この頃ではありますが、さてさて、どうしたものか…

 

ミヤマキンバイ(2006.7.1 赤岳)

 お昼を前に皆さんはポツポツと帰り始めましたね。Mamoさんも、寄りたいところがあると下山してしまいました。でも、札幌のKさんが頂上目指したまま戻らない。私も、どうも満足できる写 真が撮れずに粘っていました。また今度ねーと気軽に言える場所じゃないし、折角苦労して登ったのだから、何とかもっと気に入った写 真をと思ういましたが、体力の消耗とともに気力が失せて集中力がなくなってきました。Kさんには、挨拶も出来ずに下山して、少し申し訳ないなぁ〜とは思ったんですが、お昼頃に断念してしまいました。
 今年の北海道、花も蝶も発生が遅れていますが、この大雪山もやはりそうなのかも知れません。いつになく花の数が少ないような気がしました。沢山の花が咲く時期にもう一度来れたら良いなぁと思うのですが、果 たして来れるかどうか…

 

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