エゾセンニュウ(2006.5.13 旭川)

 昨年ヒメギフに会うチャンスの無かったField、今年こそはと思っている割には未だに満足の出来る出会いがない。我ながらしつこいと思ってはいるが、道央のヒメギフに再挑戦することにした。
 4月29日の車中泊、そしてGWのプチ旅行と車の中で寝る楽しみ(?)を覚えたFieldは今回もその手でいくことにしたのだが、大きな誤算があった。撮影ポイントのすぐ近くに車を停め、これで朝起きたら、すぐに撮影が出来るとニンマリ!早速“菊水生しぼり”のカップを開ける。肴はゲソ揚げ。うん、よーく冷えていて旨い!…何?もう無い?んじゃ次、ジャック・ダニエル行ってみようか。氷は用意してないので、先程自販で買ったペットボトルのコーラで割って飲む。うん、これも旨い!

 ところが、いつまで飲んでも眠くならんのよ!ついに外が白んできちゃったじゃないの!しかも、あちこちから鳥の鳴き声も聞こえてきた。まじぃーなぁ、どうも…。とにかく眠らなきゃ。フリースで顔まで隠してじっとするうち、何とか…ZZZ........

 

オオルリ(2006.5.13 旭川)

 アラームも何もセットはしなかったが、反射的にガバっと起きた。腕時計を見ると7時を過ぎていた。3時間くらいは寝たようだ。私の回りには、昨夜は1台も無かった車が5〜6台。こうしちゃ居られないと、身体を動かそうとした時に、ありゃ?頭が痛いわ!宿酔(ふつか酔い)か、寝不足か、風邪か…いや全部だろう、きっと…。参ったなぁ!
 しかし、ここまで来て四の五の言ってらんない!とにかくカメラを持って外に出るが…寒い。そう言えば夜中の外気温、0度だったもんなぁ。予報では今日、20度を超えるハズなんだけれど、ホントかなぁ?

 とにかく、割れそうな頭を抱えながら身支度をして、堤防の石段を上る。たったそれだけのことで、既に息が上がった。おいおい、来週はアポイの予定だろう?こんなんで息が上がってどうするのよ!続いて山道…おっかしいなぁ?ここのところ毎週動き回って、身体も慣れてきて良さそうなのに、全然ダメだわ!ひーこら、ひーこら…

 

ゴジュウカラ(2006.5.13 旭川)

 まだまだ気温は低く、蝶の飛ぶ気配は全く無い。とにかく一番高いところへ上って、それから徐々に下りてみることにしたのだが、思いの外キツかった。で、最初に見つけたのが一番上の写 真の鳥さん。最初、目のところの白いラインは…ナントカムシクイかと思ったが、ムシクイの類にこんなに赤味のある奴は居ない。後で図鑑で調べたら、どうやらエゾセンニュウ(だと思う)。お前さんかい?“ジョッピンカケタカ”の正体は!
 意味のワカラン方の為に解説すると、例えばウグイスの鳴き声を音声表記すると「ホー、ホケキョ」となるが、これを聞きなしで表記すると「ホウホケキョウ(法々華経)」となり、要はWhat time is it nowを「掘った芋いじくるな」と言った類なのである。エゾセンニュウの鳴き声は通 常「トッピンカケタカ」と表記されるが、北海道では「ジョッピンカケタカ」になる。これは北海道弁で“ジョッピン=錠前”のことで、“ジョッピンカケタカ”は“戸締まりはしたか?”という意味。名前に“蝦夷”がつくから、そこは北海道弁で解釈するのが正しいとFieldは考えている(笑)
しかし、こんだけ書いておいて、写 真がエゾセンニュウでなかったら…大恥(汗)
 次に発見したのが、ワオ!Blue bird(2枚目の写 真)じゃありませんか!何とか近づこうと試みましたが、なかなか間を詰めさせてもらえませんでした。目一杯トリミングしてもこんなもんです。逆にゴジュウカラは、珍しく私の目の前に降りてくれて、大サービス。アップで写 真を撮らせてくれました。

 

エゾリス(2006.5.13 旭川)

 ここでNさんにTELしてみる。何?まだ家かい。じゃあ私も一休みして態勢を整えよう。気温はまだ低く風も冷たいが、歩き回ったので少し汗ばんできた。着替えて、おにぎりでも食べようと、一度車に戻ることにした。
 途中、エゾリスが走り回る姿を見つけた。Nさんによれば、ここのエゾリスが一番メンコイんだと!何言ってるんだか?エゾリスは、どこのエゾリスでもメンコイの!(笑)

 車に戻り、ボタン・シャツを脱いでTシャツ1枚になり、おにぎりにかじりつく頃Nさん登場。さーてこれからが本番だ。

 

戻る      2006年版目次へ      次へ