室蘭の夜景(2006.5.3)

 先日旭川では、斜面いっぱいに咲き誇る野草と、乱舞するヒメギフチョウをイメージしていたが、どうも調子が狂ってしまった。蝶の少なさもさることながら、春を告げるはずの花たちが淋しい限りで、とにかくFieldとしては欲求不満!“春爛漫”を満喫したい…と道南、松前を目指すことにした。
 “函館方面?何しに行くの?蝶は何も居ないでしょ?”との声をよそに、“良いの良いの、花見花見…”とお出かけ…2日夜中出発、得意の夜逃げ?!じゃなく夜駆けで道南を目指す。ナビの距離計は、498kmを示していた。うーん遠い!!

 室蘭通過は深夜2時。ここで、必ず夜景を写すが、いつも失敗している。今度こそと懲りずに撮影。今回は何とか絵になったみたいだ。昔読んだ漫画で、東京が第三次世界大戦で壊滅し、そこに新しくネオトウキョウが建設される。そのシーンと室蘭の夜景が何故か私の頭の中でオーバーラップして、この景色が気になって仕方ない。あの漫画の作者…大友さんも、室蘭のこの景色を、いつか見てるんじゃないかと、そんな気がしている。

 

遊楽部岳・駒ヶ岳(2006.5.3)

 伊達の“だて歴史の杜”(道の駅)に着いた頃は、結構ヘロヘロになっていた。そこで、バーボンをちびちびやって仮眠。太陽が昇る頃に目が醒めた。昨夜あれ程満車状態だったのに、既に車の数は減っている。私も、遅れまじと出発。朝食は長万部駅の蟹弁当が希望だったが、長万部の駅の売店には、“永いことお世話になりました…”と張り紙があり閉鎖されていた。やむなくコンビニでサンドイッチと飲み物を調達し、また内浦湾沿いを走る。
 八雲から進路を変え雲石峠越え、遊楽部岳らしき山が見える。ほぼ反対側には駒ヶ岳か…それにしても白くないかぁ?何だか不安が頭を過ぎるが、この時期道南で桜が見れなかったことはない。仮に、最悪の状況で開花が遅れていても、梅は満開だろう。と、不安を振り切って、更にひた走った。

 

江差方面(2006.5.3 上ノ国)

 熊石町から、今度は日本海沿いに南下。先日、旭川道の駅で一泊してから、どうも道の駅が気になる。“ルート229元和台”“道の駅江差”を通 過し、上ノ国町の道の駅“もんじゅ”で休憩。この道の駅は、少しオシャレな雰囲気で、よく利用させて貰っている。
 それにしても、朝から風もなく、雲一つ無いと胸を張って言い切れるほどの晴天だ。カメラを、
今走って来た江差方面 へ向けシャッターを切ってみた。海の向こうに陸地が見えるって、何か良いナァ…

 

出店(でみせ)(2006.5.3 松前公園)


 11時ころ、ようやく松前公園着。ここには250種10,000本の桜があるという。北海道随一の桜の名所で、しかも北海道では最も早く花が咲く。しかし、どうも様子がおかしい。辺りにピンクの色が目に付かないのだ。ま、とりあえずそれは後で探すとして、休憩&腹ごしらえとテントが並ぶ場所をうろつく。
 うろついている時に、あら?この景色、つい最近どこかで見なかった?…と変な錯覚に陥った。何だ?どこで見たっけ?お祭りなんて、暫く見た記憶がないし…そうだよ!台湾だよ台湾。この色彩 の派手さ、物が大量にゴチャゴチャと存在し、賑やかで、活気があって、飲み物・食べ物・ゲーム…さすがに金魚すくいは見なかったけれど、的当てとか輪投げは有った。この屋台文化は、全く共通 しているじゃないか!と気付き思わず笑ってしまった。
 さっそく、写真一番上の店で腹ごしらえ。焼き蕎麦とホタテ串とつぶ焼き…(ナイショでビールも…笑)でもさ、味は台湾に、完全に負けてるよ。彼等は、毎日それで勝負しているし、こっちは祭の時だけの付け焼き刃ってことかなぁ?ちょっと残念!!

 

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