台北101(2006.4.4 台北)

 足が棒になるという表現があるが、正に今のFieldの状態がそれである。2日間の山歩きのおかげで、足が思うように上がらない。実際MRT駅からホテルまでの間で僅かな段差に足をとられ、思いきり転んでしまった。道端で屋台を出していたおば様が呆気にとられて私を見ていた。カメラも歩道に投げ出してしまったが、事なきを得た模様だが…うー、台北市に歩道のバリアフリー化を要請したい。(笑)
 午後6時過ぎにホテルにたどり着いた。もうこのままお休みしたい気分ではあったが、そこは人一倍欲張りなField、旅の最後の夜をこのままホテルでくすぶる訳にはいかない。ホテルフロントのお姉さんに台北101に一番近いMRT駅を教えてもらい、早速お出かけした。私が台湾初日にホテルのキーナンバー“101”を見て“101階ですか”とジョークを言ったことをご記憶だろうか?それはこの建物を念頭に於いてのジョークだったのだ。

 MRTで市政府まで行き、後は徒歩。台北101(タイペイ・イーリンイー)は現時点で世界で最高(508m)
の建造物で、今や台北観光の目玉 でもある。私は今回の旅の最後の夜を、その展望室からの夜景を眺めながら過ごしたいと考えていた。
※“101”という数字が出てきたのでここで数字の話をさせて頂くが、皆さんは麻雀をご存知だろうか? 私の学生時代は出来て当然の状態だったので、よく遊んだのだが、その点数を数える時に、1=イー 2=アル 3=サン 4=ス 5=ウー 6=リィウ 7=チィ 8=ハ ゙ァ 9=チィウ 10=スゥー と覚えた方も多いと思う。実はこれ、使えます(笑)

 

エレベーター内表示パネル(2006.4.4 台北)

 展望室89階(地上382m)までは5階からの直通 エレベータで昇るのだが、分速400m近いこのエレベーターでは、所要時間が1分弱という驚異的な早さだ。しかし、ご想像の通 り耳がキンキンする。エレベーター・ボーイは“耳が痛くなったら、唾を飲み込んで下さい”と言っていた(笑)

 

夜景 I(2006.4.4 台北)

 さすがに、地上400mからの眺めは迫力があった。100万$の夜景とまでは行かなくても50万$以上の値はありそうだ。しかし、私は三脚を持っていない。手持ち1/2secは辛い!

 
夜景 II(2006.4.4 台北)

 おそらく私は北を向いていると思う。中央一番奥に丸いものが、ホントに小さく見えると思うが、MRT劍潭近くにある大観覧車(地上70m、所要時間17分)のようだ。そこには美麗華百楽園という巨大なショッピングモールがあると聞いていたので、時間があれば寄ってみたかった所ではあるが、今回は断念!展望室をぐるりと一周見て回った後は、ジェラートを食べて一休みした。

 

台北101地下(2006.4.4 台北)

 そろそろお腹も空いてきたので、下りてみる。4Fにレストランフロアもあり、日本料理店などが並んでいたが、私には興味がない。地下へ行ってみたら壁に沿って種々なお店が並び、中央には椅子とテーブルが置いて有った。何を注文して良いやら、もう面 倒になって、私は“興葉(虫可)仔煎”(括弧内は一文字…虫へんに可能の可)と書かれた看板のお店でセットメニュー(焼蕎麦・牡蛎のオムレツ・豚レバーのスープ)を注文した。130NTD。もともと中華は好きなので、何を食べても旨いと思った。ただ今回の旅の中の食事で、期待したほど旨いとは思えなかったのがラーメンだ。ラーメンだけは日本の方が絶対に旨い!
 さて、そろそろホテルに戻ろうか…。しかし、もう本当に足が痛い。痛くて足が上がらないものだから、まるでコウテイペンギンの行進のように見えたのではないだろうか。MRTは諦めてタクシーに乗った。もう明日は帰国の日。朝7:30フロント集合だ。ん?!朝飯当たらないジャン。コンビニで何か買って帰ろうっと…

※文中“豚レバーのスープ”と記したが、“豚の血のスープだとご指摘を頂いている。確かにレバーにしては律儀に立方体だった(笑)どうやら豚の血をゼラチンで固めてから切ったもののようだが、歯ごたえ・味ともにレバーに近い物があった。

 

おまけ(2006.4.4 台北)

 台北101のデパ地下フードコーナーで見かけました。な、何?夕張?!どうして??台湾で北海道縁のもの2つ目の発見です。
 そういえば侯さんが言ってましたが、台湾には果物は豊富にあるが、美味しいリンゴと
メロンは無いって…。もしかしてメロンは台湾の方の憧れの果 物?
※Fieldが子どもの頃、台湾バナナはとても貴重だった。運動会と、あとはせいぜい病気でもしない限り買って貰えなかったのだが、そんな話をした時に、侯さんが、“台湾では、それがリンゴだよ”と仰っていた。所変われば…だなーぁとつくづく感じた。

 

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