ガイドの鍾さん(2006.4.2 台北市)

 次に向かったのはお土産屋さん。ここでガイドの鍾(ショウ)さんは、お茶を飲んでリラックスしていた。確か年齢は74歳と仰っていたと思う。台湾のガイドはライセンス制で、現役最高年齢は85歳。少なくてもあと11年は頑張って下さいと声をかけるとニッコリしていた。この年代の台湾の方は日本語教育を受けているから、言葉には問題がない。しかし、10年後の台湾の観光事情はどう変わるのだろうか?…と人ごとながら心配をしてしまう。台湾の若い人達は、日本語を覚えるくらいなら英語を…と思っているらしく、街中至る所に英語教室が点在していた。
 しかし、私くらいの年齢になると、確かに若いお姉さんのガイドも良いけれど、こうした味のあるガイドさんも悪くないなと思った次第ではある。

 

お土産 その2(2006.4.2 台北市)

 このお土産屋さんでも、蝶模様の品々が並んでいた。何も買わないゾと思ってはいたのだが、ついフラフラと買い物をしたくなってしまう。このお店で一番目を惹いたのは蝶の標本。しかし、ここは台湾だぞ!何で南米の蝶が…と思いながらも結局買ってしまった(汗)
 大きなブルーモルフォが、日本円換算で5,000円弱。ニシキガは蝶ではなく蛾なのだが、世界で最も美しい鱗翅目と云われている種で3,000円程度だったと思う。日本の昆虫商でも同じような物で決して安かった訳ではないが、現物を見てしまうと意志薄弱にも咽から手が出てしまった(笑)

 

昼食(2006.4.2 台北市)

 昼食はこのレストランで上海料理を頂いた。特筆すべき料理は無かったが、肉団子の食感には驚いた。日本のもののように箸で2つに割ることは出来そうにない。まるでシャウエッセンのように歯ごたえがあった。
 私の隣の席の方がビールを注文したので、私も注文したら青島ビールの大瓶が届いた。小瓶か缶 ビールを想像していたので、驚いた。折角なので乾杯しましょうと声をかける。それまで寡黙だったその方が、色々話しかけてくれるようになった。東京の某ホテルで中華を担当しているとのことだった。今回の旅の目的は烏竜茶で、趣味半分、仕事半分なのだそうだ。

 

オートバイ(2006.4.2 台北市)

 昼食後、レストラン近くの光景だ。おびただしい数のオートバイが停まっている。日本と同じように排気量 でナンバープレートが色分けされている。但し日本と違うのは50ccも含めて全てが2人乗りOKなのだそうだ。
 信号機のある交差点では停止線が2本引かれていた。車の停止線がやや引っ込んでいて、その前にオートバイ用の停止線がある。赤信号になると、車の脇をすり抜けてオートバイが最前列に並び、信号が青になった途端にオートバイレースが始まる。おそらく排ガス規制など無いのだろう。台北市内の空気は相当汚れているので、ライダー達はマスクを着用している。そのマスクだが、日本でも見るような白いのもあるが、殆どがカラフルな物だった。柄が入ったものもあれば、キャラクター物もあった。中年の良いオッサンが、スヌーピーの絵が入った青いマスクをしていたのには笑わされた。

 

戻る      2006年版目次へ      次へ