観光バス(2006.4.2 台北市)

 2日目、空はどんよりと曇っていた。ホテルの朝食は午前7時30分から…。昨年秋、沖縄のホテルの朝食が7時。それでも遅いと感じていたのに、更に30分も遅い。台湾の人達が宵っ張りだから、朝は遅いのかも?まあ、郷に入っては郷に従えである。文句を言っても始まらない。メニューは例によってバイキングかと思ったら、予想は大ハズレ。お盆にお粥・漬け物・シラス干し・卵と玉 葱の炒めもの、白菜のおひたし、お茶が載って出てくる。このメニューは滞在中同じで、漬け物の種類が変わるだけのとてもシンプルなものだった。しかし、朝食に米を食べる習慣のない私でも、粥はすんなりと受け入れることが出来た。
 8時30分、ホテル前集合。ガイドは昨日の王さんかと思ったら、これまた予想がハズレて、70歳を少し越えた鍾(ショウ)さんという方だった。2階建ての観光バスは、数件のホテルを廻り、ツアー・メンバーを回収してから市内観光に出かける。今日のツアーは19人だそうで、45人乗りのバスはゆったりとして気分が良かった。

 

タクシー(2006.4.2 台北市)

 観光バスから撮った、某ホテル脇の風景である。お察しの通 り黄色いのはタクシー。アメリカにYellow Cabってのがあるが、台湾のタクシーは全て黄色い。そう法律で決められているのだそうだ。もちろん大きな組織のタクシー会社もあれば、個人で数台所有して、ドライバーも数名しか雇ってないような零細なものまでさまざまのようだ。
 料金は、初乗り70NTDで、2kmごとに5NTDアップする。
日本の感覚の半分くらいを目安にすると良いと思う。ただ、辺鄙(へんぴ)な所へ行くと、メーター以上の料金を請求される。帰りにお客さんが見込めないからだと説明された。日本語はほとんど通 じない。英語も同様。そこで、ある人に教わったのだが、私は紙に“請到○○”(○○は住所でも、地名でも、施設名でも良い)と書いて見せることで大体間にあった。ついでにもう一つ、ドアは自動ではない。タクシーが停まってくれたら、ドアは自分の手で開ける。降りるときも当然同様。

 

 

忠烈祠(2006.4.2 台北市)

 さて、観光バスが最初に向かったのは、忠烈祠(ヂョンレイツー) 。ここには清朝打倒をスローガンに1911年に勃発した辛亥革命で犠牲となった志士、軍人、約33万人の英霊が祀られているそうですが、観光客はそんなことに興味は無さそう。ただただ、時計の長針が12時を指す度に行われる衛兵(憲兵)交代の儀式を見物にやって来ている様子。
 寸分違わぬ
機械的な動き、また、銃を同時に宙に放り交互にキャッチするなど、ショー的要素が強い儀式ではあるが…でもなー良いのかなぁ?この建物の意義もシラン観光客がどやどやと紛れ込んで、しかも、交代の儀式以外微動だにしない近衛兵をからかって、いたずらする輩まで目撃した。
 厳粛で、神聖な場であるはずのこの地を、観光客に開放するのは止めた方が良いと思う。
せめて遠くから見ることが出来るという程度にすべきだ。彼等は陸海空軍の精鋭達で、見せ物ではないのだから…

 
故宮博物院(2006.4.2 台北市)

 さて次は台北市観光の目玉 !故宮博物院へ向かった。ご存知の方も多いと思うが、ここは清朝の宮廷コレクションが所蔵されているところで、実にその数65万点を超えるのだそうだ。私も今回の旅で楽しみにしていた場所の一つであったのだが…2004年に着工した本館のリニューアル工事がまだ完成していなかった。
 別館に主な収蔵品が展示されているとのことで、そちらを覗いてみたが、そこは人だらけ。展示物の前はどこも人垣が出来て近付けない。考えてみたら今日は日曜日。海外からの観光客のみならず、地元の方も大勢見えていたようで、もうクラクラしてきた。酒に強いFieldではあるが、人酔いと車酔いはするのだ(笑)

 

お土産 その1(2006.4.2 台北市)

 博物院内は、確かに豪華絢爛・宝物の数々ではあったが、予定より早めに出てきてしまった。しかも近年になって撮影禁止になったとかで、皆様にご紹介できる画像は何もない。ただ、お土産コーナーでこんな物を手に入れた。本のしおりなのだが、純銅製24金メッキで蝶のデザインだ。
 私は、旅先で蝶のデザインのお土産を買う癖がある。しかし、その意味では今回の台湾旅行はヤバイ!さすがに台湾は蝶の多産地で、ありとあらゆるものに蝶のデザインが施されているからだ。まずは、これが1点目…と云うことになる。

 ところで、この本のしおり、実は読者の皆さんへのプレゼントにしたいと考えている。ハガキに住所・氏名・年齢をお書きの上…違うってば!(笑)ハガキで応募頂いても厳正な抽選なんぞ出来そうにないから、やはりホームページらしくキリ番ゲットでいきましょう。トップページのカウンター“77,777”とその前後賞を設定し、それぞれ1枚ずつ差し上げたいと思います。私の予測では、まだ先ではありますが、お盆前にはケリが着くでしょう。カウンターが近づいた時点で、トップページに応募要領をアナウンスしたいと思います。

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