キレンジャク(2006.2.12 帯広市)

 向かった先は帯広市内のM公園。実は、先日もこの公園でこの時期一番Fieldの興味があるキレンジャクを目撃している。しかし、撮った写 真は全滅。決定的と思えるシーンにシャッターを切っていたのだが、カメラの設定が悪く、皆様にお見せ出来る代物にはならなかった。果 たして、今日もキレンジャクは待っていてくれるのか?
 昨日車を停めた駐車場に直行した。昨日はそのすぐ脇の松の木に群が居たのだが今日は、その姿を見ることが出来ない。仕方なく近くを車で流すが、交通 量が多くのんびりと運転することも出来ない。それでも、ナナカマドを目印にうろついているときに、交差点の右側に5〜6羽の鳥が一定方向に飛ぶのが見えた。
 次の交差点で左折してぐるりと回り込み、鳥が飛んだ方向を目指した時に私の目に飛び込んだのは…どひゃー!昨日見た群より多いかも!松の木と電線に鈴なりにそれは止まっていた。Fieldニッコリ!

 

キレンジャク(2006.2.12 帯広市)

 上の写真、数えてみたら81羽、これだけいたらヒレンジャクもきっと居るだろうと、画像をアップしてチェックしてみたら、上段に2羽発見。混入率2.5%、この数字は、私の感覚にも大体合致するような気がする。
 レンジャクは連雀と書く。スズメよりはやや大型ではあるが、統率のとれた群で生活している。ヒリヒリ、チリチリと囁くような鳴き声で、コミュニケーションをとりながら、群全体が一つの意思を持つかのように、見事な連携を見せ、見ているだけで感動を覚える。

 

キレンジャク & ヒレンジャク(2006.2.12 帯広市)

 手許の図鑑に寄れば、キレンジャク(黄連雀)の繁殖地は広くユーラシア・北米東部とあり、ヒレンジャク(緋連雀)はアムール川下流域の狭い地域で個体数は少ないとある。そういう意味では、上記の2.5%という数字に納得がいくが、先日阿寒でお会いした埼玉 のTさんによれば、Tさんの地元ではヒレンジャクが多く、その群にキレンジャクが混じるのだそうだ。これは、ヒレンジャクがより温暖な気候を好むということなのだろうか?
 ところで、姿・形・大きさともにそっくりな2種だが、もう賢明な皆様にはその違いにお気付きと思う。そう尾羽の先端の色がその名前の由来なのだ。

 

キレンジャク(2006.2.12 帯広市)

 数の少ないヒレンジャクの写 真はあまり撮れなかったが、キレンジャクはたくさん撮ることができた。しかし、普通 私が小鳥と思うデザインとはちょっと違う。何かあまりにオシャレというか、近未来的デザインというか…独特だ。また目にキャッチ・ライトの入ったものも多く撮れ概ね満足!!



ヒヨドリ(2006.2.12 帯広市)

 たくさんの写真を撮り満足して引き揚げようかと思ったときに、民家の庭に別 の種類の鳥を発見!なんだろうと思ったらヒヨドリだった。普段、ヒヨドリにはあまり興味を示していなかったが、考えてみたらヒヨドリの写 真もあまり良いものは撮れていない。ここはマジメに1枚押さえておこうか…。
 ホオジロガモ始まった今日だが、方針を変えてレンジャク探しをしたのが功を奏した。Fieldとしは、まあまあ満足できる成果 だと思うのだが、皆さんもご満足頂けただろうか?

 

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