タンチョウを見て、十勝に戻ると、どうしても浦幌町あたりで日が沈むことになっているらしい。 2003年3月23日にもタンチョウを見た帰りにここで夕陽を撮っている。雪原に沈む夕陽は、いかにも北海道らしい眺めだ。そして「写 真」とは、光と陰の芸術を皆さんにお伝えする手段なんだと、つくづく思う。 浦幌の街はずれから、帰途のコースを外れて、いつかヒシクイやマガンを見た十勝川河口付近へと向かってみた。
刻一刻と色が変わる夕焼けを眺めながらハンドルを握っていたが、幾度となく車を停め、その都度シャッターを切った。帰宅の予定が大幅に遅れそうだが、もうそんな事はどうでも良い。光の芸術を堪能しながら、ゆっくりと帰ろう
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