エゾスジグロシロチョウ(2004.05.01 本別 町)

 4月29日、十勝は20度に迫るほど気温が上がった。中札内ではもうジョウザンシジミが発生したそうだ。ならば、他の産地はと気になった。あまり遠出は出来ないので、本別 町の様子を見に出掛けた。
 10時過ぎに仕事を終え、車を本別町に向けて走らせたが、外気温計は13度からなかなか上がらない。とりあえず本別 町で腹ごしらえをしながら、様子を見るが、ようやくお昼に14〜15度とイマイチの気温。
 とにかくジョウザンシジミの発生地へと向かう。途中の林の中には、キバナノアマナ・フッキソウそしてエゾエンゴサクが咲いていた。時折飛んでいるのがエゾスジグロシロチョウ。道産のエゾスジグロは本州産と比較して小型なのだが、ここのヤツは一層小さい印象だった。

 

タテハの越冬態(2004.05.01 本別 町)

 ジョウザンシジミのポイントは、崖を刻んだ狭い山道を登ったかなり高い場所だった。途中岩が道側にオーバーハングしているような、少し危険な場所だったのだが…ナント途中まで行ってみると通 行止めになっていた。
 それでも、無視して登ろうかと思ったが、通行止めになって年月が経っているようで、道らしき物さえ見つけられずに断念してしまった。

 

シャクガ(2004.05.01 音更町)

 折角出掛けたのに目的を果たせずことが出来ず、でも少し時間がありそう。そこで長流枝内キャンプ場に行ってみたが、今度は気温も上がらず何もめぼしい物は見つけられなかった。植物もミズバショウが咲いていたが、イチゲなどはまだ芽吹きも見られない。辛うじて目にとまったのは、これ。おそらくシタコバネエダシャクかその近縁種だろう。

 

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