水蒸気(2004.4.25 美幌町

 全国2835名の Field Note ファンの皆様、お待たせいたしました。Field Note 2004年度版がようやくスタートです。Welcome to Fieldの看板プログラムでもありますこのコーナーですが、諸事情により例年になく遅いスタートとなってしまいました。スタートが遅かった分今後は…と申し上げたいのですが、先に書いた諸事情は全く改善されておらず、今後も十分な活動は出来ないかも知れません。とにかく事情が許す限り、全力を傾注し継続したいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 さて今日は、私の所属する某クラブの会議が美幌町で開催される。早朝から会議場に向かい、私の所属する分科会に出席し、午後から屈斜路湖を目指した。朝から霙混じりの雨が降っていたが、それが止んで日が差すと、道路脇の畑からはもうもうと水蒸気が上がっていた。正に今、春がここに来たことを目の当たりにさせてくれるシーンだった。

※注: 「ファン数2835名」は、主催者発表です(笑)

 

熊笹ソフト(2004.4.25 美幌峠

 つい数分前、春を実感したばかりとういのに、峠にさしかかるとまた冬景色に逆戻り。道の駅に何かめぼしいものはと覗いてみたら、ドアを開けてすぐに目に飛び込んだのがソフトクリーム売場。何をこの寒いのに好き好んでと、思いながらも…ハハハ、買ってしまった!
 3種類ほどあった中で、私が選んだのは熊笹アイス。熊笹茶があるくらいだから、きっと抹茶ソフトの味のようなものだろうと想像していたら。ナント全くの想像通 りで、ちょっとつまらなかったが、250円という良心的値段ですので、どうぞご容赦下さい。

 

ミズバショウ(2004.4.25 和琴半島

 峠を越えて暫く進むと信号機があった。左へ進むと和琴半島となっている。和琴半島と言えば、ミンミンゼミの北限として有名であり、またここでは天然記念物にもなっている。以前から一度は訪れてみたいと考えていたのだが、そんな願いが、およそセミとは関係のない時期に実現してしまった。
 初めての和琴半島は、間もなくやってくるゴールデンウィークの準備のためか、遊歩道の除雪など、作業員の方が忙しく動き回っていた。その傍らにミズバショウ。このシーンだけを切り取って見ると、まるで初夏のよう。次回はきっと夏に…

 

クッシャ・レラ(2004.4.25 屈斜路湖畔

 ところで、何故私が屈斜路湖を目指したかまだ説明していなかった。実はこの春オープンしたばかりのペンション“クッシャ・レラ”に用があった。ここのオーナー松室さんに、ホームページ作成のご依頼を受けていた。ちょうど美幌まで行く口実が出来たので、そのままお邪魔してしまおうと、そう企んだのである。
 峠から下りて和琴を過ぎ次の信号を左折し“古丹”という地名にそれは建っていた。え、どんな様子かって?是非ご自分の目でご確認下さい。オーナーの趣味と夢がぎっしり詰まったペンションですとだけお答えておきましょう。通 りがかりに喫茶&休憩として、またゆっくりと屈斜路湖を散策する拠点として宿泊されても良し、是非ご利用されては?ほらほら、屈斜路湖で大物ニジマスをトローリングで狙おうっていうアナタ。拠点にピッタリかもよ!

 

冬景色(2004.4.25 阿寒湖畔

 帰路は阿寒経由のルートをとった。途中、外気温はプラスの1度だったが、またまた降雪。そう簡単に春には譲らないゾと冬が仰ってる。ま、最後のあがきでしょうけれど(笑)それにしてもねー…おーさぶい!!

 

赤い夕陽(2004.4.25 士幌町

 帰路、士幌町にさしかかったところで陽が落ちた。黒い雲の隙間から、太陽が血のように赤く、印象的だった。
 道東地区のみを、小さな径でぐるりと一周するかのような行程だったが、春と冬が、まるで鎬(しのぎ)を削るかのようなシーンが次々と現れた。しかし、春は確実にすぐそこまで来ていた。

 

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