一夜明けて、やっぱり曇り空、しかも朝から会議。いや、その会議があったから旭川に来ていたのでした（笑）会議の核心はお昼過ぎにほぼ終了したのだが、最後の全体会議の前に、我がメンバーは、ぞろぞろと帰りだした。“後はセレモニーだけだから…”確かに！私も右へ習い、帰途に美瑛でも覗こうと帰り支度。
　あ、そうそうお世話になったNさんに電話してから…と思ってピポハしたら、何と興奮したNさんの声！“飛んでるよ！飛んでる！今カムイコタン！”
　こうなれば、このまま帰る手はないでしょう！私も再度カムイコタンに直行と相成った。

ヒメギフチョウ（2003.04.20　カムイコタン）

　会議中にいつの間にか空は晴れ、車の外気温計も、カムイコタンに付く頃には15度。昨日雪が降ったとは、とても思えない。うん、確かに居る居る。それも結構な数が出ている。

ヒメギフチョウ（2003.04.20　カムイコタン）

　しかし、咲いているのは福寿草・エゾエンゴサクとホソバエンゴサク・キクザキイチゲ・カラフトナニワズ…。カタクリは全く咲いていない。スミレ類も全く見られず。オクエゾサイシンに至っては、芽吹きも確認出来なかった。陽気に浮かれて気の早いヒメギフが出てはいるが、カムイコタンの本格シーズンはもう少し先のようだ。