ネジバナ(2002.08.04 新夕張)

 十勝地方は、この土日雨の予報。折角写真展も、仕事もないのんびりとした休日を過ごそうと楽しみにしていたのに、またもやお天気が悪い。悔しいナー。今年の北海道例年の2.5培ほどの降雨量 だとか…。それじゃ仕方ない、例によって、十勝脱出だ!
 ところが、どこへ行っても似たり寄ったりのお天気。雨こそたいして気にならないが、気温が上がらない!諦めて十勝に帰りかけの頃ようやく日が差し始めた。さっそく脇道に逸れてウロウロ!
 今年も私の大好きなネジバナがあちこちで咲く季節になったようだ。昨年も2本のネジバナが逆にねじれている写 真を撮ったのだが、今年も同じものを発見。ネジバナのねじれ方向に関する論文なんて、誰か書かないかなぁー。

 

オオハンゴンソウ2002.08.04 新夕張

 自動車を走らせていて、沿道の黄色い花がやたら気になる。オオハンゴンソウ・ハンゴンソウ・ハナガサギク・アラゲハンゴンソウ…。どれもキク科の花なのだが、これらを見ると北海道の夏も終わりかぁーと切ない気持ちになるのは、私だけかなぁ?
 ところでこの花、外来種ということで、こんなにはびこっていて良いのだろうかと疑問が生じる。タンポポなども一面 に咲いていると、私なんぞ、ザワっとしてしまうのだが、しっかりと市民権を得てしまった花に、今更外来種、外来種と騒いでみても、仕方のないことなのかも知れない。

 

カラスシジミ2002.08.04 新夕張

 カラス…というと黒、もしくは多少青光りした黒。そういうイメージなのだが、このカラスシジミ、黒と言うより焦げ茶に近い。表面 は一様に焦げ茶色。裏面も殆ど焦げ茶で、お愛想に白いラインと、オレンジ色の斑紋がある程度だ。一応ゼフィルス(風の精)の仲間であるが、他のゼフィルスに比べ、花で吸密しているシーンをよく見かける。そして、この時ばかりはゆっくりと写 真に納まってくれる。

 

コモリグモ?2002.08.04 新夕張

 笹薮をかき分けていて、思わず立ち止まった。クモだ。しかもデカイ!
 
実は私、あまりクモは得意ではない。グロテスク、気持ち悪いという印象が先に浮かぶ。
 よく春先に近所の空き地などで、白い卵袋を抱えたコモリグモを見かける。その名前も正式な和名かどうかは知らないが、とにかく結構な数を目撃することがある。
 ところで、この大きなクモ、どうやら茶色の卵袋と思われるものを抱えている。大きなだけに、余計グロテスクに思われるのであるが、子孫を必死に守ろうと言う親心は、どの種も一緒ということだろう。

 

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