エゾシロチョウ(2002.06.30 中札内村)

 夜遊びが過ぎて、遅い朝を迎えた。それでも、昨日の雪辱とばかりにヘロヘロの体に鞭打って、車を走らせる。目指すは中札内村の大きな崖にキリンソウがたくさん生えているところ。昨日のジョウザンシジミが意外と新鮮だったので、もしかしたらまだ撮れるかも知れないと期待していた。
 気温は22度くらいで、昨日よりはかなり低目。林道には、市街地ですっかり数の減ってしまったエゾシロチョウが沢山舞っていた。
  …と、ある方の真似でもして、青空バックに写真をと思ったのだが、肝心の空が青くない。うーむ。負けてる!

 

タテハの蛹(2002.06.30 中札内村)

 昨年ツマジロウラジャノメを見かけた崖に行ってみたが、まだ発生はしていなかった。では、蛹でも…と思い、目をこらすこと10数分。岩の窪みに垂下している物体発見!やった!見つけたぞ!
  場所が場所なだけにツマジロウラジャノメの蛹と思い込んでしまったのだが、見知らぬ 蝶屋さんと出会い見せたところ、あれ?違うんじゃないの?よーく見ると確かにジャノメにしてはゴツゴツし過ぎ。しかも金色に光る部分が…ご指摘の通 りでした。んじゃ、これは何?エル?シー?何が出てくるか、楽しみが増えました。

 

クモガタヒョウモン(2002.06.30 中札内村)

 写真を撮りたくて、蝶を追いかける日々を過ごしているのだけれど、ちょっと撮るのが難しいよなーと感じている種類がいくつかある。例えばゼフィルス類(ミドリシジミの類)は木の梢から滅多に降りてきてくれない。ネットで採るのは簡単だが、写 真はかなりの根気を要する。他にも高山蝶とか希少種の類は難しい。
  このクモガタヒョウモンも北海道、特に道東では滅多に見ることがなく、またどこへ行けば撮れるという種類ではないので苦労していた。ところがラッキーなことに今日8年ぶりに出会うことが出来た。最初崖の上の方で吸密しているのを発見。なかなか動いてくれないので、小石を投げてみたら、運良く降りてきてくれて、ナント目の前で吸密してくれるというサービスぶり。2つ折りの恋文が、また一つ届いた。

 

オオイチモンジ×2・ギンボシヒョウモン・コヒオドシ他

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