3年振りの再会(2002.06.19 音更町宝来)

 帯広市から十勝大橋を北へ渡ると音更町木野。その町外れに宝来という地名がある。ほとんど野菜畑しかなかった土地なのだが、近年新興住宅地として開発が進んだ。数年前まで、この地区には小規模な林があり、リンゴシジミの産地として、遠く九州からもリンゴファンが訪れていたのだが、食草となるウワミズザクラが次々に伐採され、見るも無惨な状況になってしまった。
 仕事帰りに、白線の太いフタスジでもいないかなと、その宝来に立ち寄ってみた。しかし、林が伐採され、草原と化した、私の好きなポイントには、その姿が無かった。
 昨年はここでリンゴシジミを見ることが出来なかったので、期待はしてなかったのだが、 一応、伐採を免れ、僅かに残ったウワミズザクラの木の周りをうろついたら、何とリンゴがいるではないか!もう完全に諦めかけていただけに、とても嬉しい。
  しかし、この木の周りにも、工事が近いらしく、赤いペンキの塗られた杭が立っていた。音更町長さん!何とかなりませんか?保護して下さいよ!このか弱い小さな蝶を……

 

カバイロシジミ・ヒメウラナミジャノメ・エゾシロチョウ
  
シロオビヒメヒカゲ
ミヤコグサ他

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