エンレイソウ2題(2002.05.18 中札内村)

 先週、土曜日が曇りだったので、翌日に期待してアウトドアをお休みした。結果 、翌日曜は雨が降り、つまらない週末を過ごしてしまった。今週、同じ轍は踏まないぞと、曇り空にも拘わらずお出かけしてみた。
  私の行動パターンは、あくまで蝶の発生時期、発生場所に合わせて行動してきた。そのツケがいつの間にか貯まっていたようだ。上のエンレイソウ2種がその証拠写 真である。
 実は、十勝管内でエンレイソウを見たことがなかった。オオバナノエンレイソウは沢山見てきたが、シロバナエンレイソウもあまり見たことがなかった。蝶の発生に左右され、この時期はここ、またこの時期はここと出向く先がパターン化されてしまった弊害だったようだ。両種共にあちこちで咲いているではないか!自らの見識の甘さを反省!

 

深山のツツジ(2002.05.18 中札内村)

 中札内村にピョウタンの滝というところがある。キャンプなども出来る場所で、桜の時期などには大勢の人がやってくる。その滝の上流部は右手に札内川、左手はけっこうな高さの崖が続く。その崖の上にツルシキミが自生していると聞いていたので、崖を時々見上げながら車をトロトロと走らせていた。
  崖の中程の高さの木に白い花を見つけた。どうもノリウツギに見える。しかしこの時期に咲くはずもない。車を路側に停め、崖をよじ登ってみたら、オオカメノキだった。実はこの木も十勝管内では初めて確認できた。
 崖に登って気が付いたら、更に崖の上の方に赤いものが見えた。樹木の鬱蒼とした日の当たらない場所に、ぽつんと赤いものが確かに見える。濡れて滑りやすい足元を気にしつつ、ヒーコラ言いながら、こりゃヘルメットがないとヤバイかも…等と考えながらよじ登った。
 その赤い花はツツジだった。たった一輪咲いていた。蕾もたった一つだけ付いていた。庭で咲き誇る立派なツツジより大きな感動を与えてくれた。エゾムラサキより少し赤味が強い気がする。ムラサキヤシオだと思う。

 

サンカヨウ(2002.05.18 中札内村)

 昨年の5月に、中札内村の美術館で野草をテーマにした写 真展が行われていた。その写真展の入選作品の中に“サンカヨウ”をテーマにしたものが出品されていた。この特徴のある葉は、山歩きをしていて時々目にしていたが、花を咲かせている姿をまだ見たことがなかったので、一度はお目にかかりたいと思っていた。
 上のツツジの写真を撮って、ふと気付くと足元に、あのサンカヨウが咲いているではないか!ツツジに気をとられて、登っているときには全く気付かなかった。周囲を見渡したが、咲いているのはこの花だけだった。オオカメノキそしてツツジに導かれなければ、出会えなかったと思う。時期も5月、場所も中札内村である。
 崖から降りて気付いたのだが、この時カメラのニッケル水素電池を4本取り替えた。しかしポケットには3本しか入っていない。どうやらこの時ポケットからこぼれ落ちたようだが、戻ってあの崖をよじ登る気力も体力も残っていなかった。

 

ムラサキケマン(2002.05.18 長流枝)

 気温がどうしても上がらない。13度くらいか……。全く蝶は飛んでいなかったが、植物の写 真が思いの外撮れたので満足して戻ることにした。途中車の外気温計が18度まで上がってきた。まだお昼だ。欲を出して帯広市を通 り過ぎいつもの長流枝へ向かった。
 スミレ数種類と、チゴユリ等を撮影したが、やはり蝶は飛ばない。しかたなく帰りかけたときに、何やら紫色の花が群生しているではないか。
 ムラサキケマンだった、エンゴサクやキケマンはよく見かけるが、ムラサキケマンは初めてお目にかかった。こんなに多く通 っている長流枝にしてこれだもの、まだまだこれからも、この場所へは足を運ばなくてはならない。

 

悲しいかな……
シラネアオイ・クルマバツクバネソウ・シャク・エゾノウワミズザクラ
  エゾノタチツボスミレ・スミレ・サクラスミレ・チゴユリ・スズラン
   マイヅルソウ・ヤマハナソウ・エゾスグリ他
中札内でウグイス

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