価値有るエリア(蝶多村)

ゼフィルス(2024.07.09 蝶多村 )



 前回ジョウザンミドリシジミを撮影したが、シャッターを切るのが少し遅く、ボケ写 真になってしまった。それにしてもFieldの感覚ではジョウザンミドリシジミの発生は7月後半という思いがあり、早い発生だナァと感じていた。しかし、数日前の我が家の車庫にジョウザンミドリシジミの死体が落ちていたのだ。自宅近くにはミズナラなど無いのに何で?
 そんな事がありまして、今日は近場のジョウザンミドリの発生地へ行こうと決めたのです。曇ってはいましたが予報では28度です。ポイントに着くと先客がいらっしゃいました。色々と蝶の話をしながら、上空を見ると、居ますねー飛び交っています。時々地表に止まり吸水する個体も居ましたので、撮影撮影!
 上2枚はジョウザンミドリだと思いますが3枚目はハヤシミドリ?かも知れません。また一番下は、ジョウザンミドリの雌かと思いながら撮影しましたが、前翅付け根に金緑色が覗いています。アイノミドリシジミではないかと思いますが、最近同定には全く自信が無くなりました。同定のための採集も必要かなぁ?

 

コムラサキ(2024.07.09 蝶多村 )

 地べたのゼフィルス類を探していたら、やたら沢山の個体が居たのがコムラサキでした。今日が本年のピークかと思えるほどの個体が地べたを歩き回っていました。
 あまりの数でしたので、ムービーも何点か撮影してみました。

 

ウスイロオナガシジミ・アカシジミ(2024.07.09 蝶多村 )


 地べた以外に蝶はいないかと樹上と睨めっこしていたら、居ましたね。6/30にも出逢ったウスイロオナガシジミです。年に幾度も出会える種ではないので嬉しかったのですが、半分木の葉に隠れていました。でも、やはり嬉しいよ〜。
 他にも何か居ないかと、じっと見つめていたら、居ました居ました、アカシジミです。こちらも何とか同定できる写 真は撮れましたが、ちょっと悔しいなぁ。Fieldの身長は168cmなのですが、あと20cmとまでは言いませんが、10cmくらい有ればもっと良い写 真が撮れたかもなぁ。

 

タテハ(2024.07.09 蝶多村 )




 樹の葉の上に拘らず、更に蝶探しをしました。先ずはシータテハ。越冬隊をこの蝶多村で4/21に確認していますので、2ヵ月半ぶりです。ヒオドシチョウは、Fieldの車に止まっていてくれました。
 4/13に蝶多村で確認したクジャクチョウです。おおよそ3ヵ月ぶりです。しかしタテハチョウって生存期間が9〜10ヶ月あるのね。凄い生命力ですね。
 次はギンボシヒョウモンでした。何しろヒョウモンチョウは、パッと見て直ぐに同定は難しいので、可能な限り翅の両面 を撮ってから後で同定します。ちょいと期待はずれですがギンボシでした。

 

セセリ類(2024.07.09 蝶多村 )



 6/11蝶多村で見かけたコチャバネセセリ。しかし、他にもセセリ類が居たように思い、セセリ類に注意を払いながら探し回りました。最初に発見したのはオオチャバネセセリでした。明らかにコチャバネセセリより一回り大きな姿です。
 次に撮影したのはコチャバネセセリで、少し翅の痛みを感じますね。
 前回、この蝶多村で黄色味の強いセセリを見かけ、かなり粘ったつもりでしたが撮影は出来ませんでした。今回漸くコキマダラセセリの撮影が出来ました。ふーやれやれ。

 

ヒメシジミ・カラスシジミ(2024.07.09 蝶多村 )



 この蝶多村に来ると必ず登る丘があるというよううな事を書きましたが、今回は珍しく別 の丘を登りました。そこで見つけたのがヒメシジミでした。何年ぶりでしょうか。嬉しかったねー!
 更に、驚いたのがカラスシジミの多さでした。先ほどお会いした蝶マニアさんも、今年はカラスシジミが多いね。と仰ってました。Fieldもそれは感じていましたが、この丘には驚くほど沢山のカラスシジミが居ました。居るべき蝶が居ない。珍しいはずの蝶が大量 発生している。いったい今年はどうなってるの?温暖化のせいでしょうかねぇ。
 たった3時間の山歩きでしたが、自宅から10数kmのエリアでこれ程の種類の蝶と出会えたことを大変嬉しく感じました。お会いした蝶マニアの方と、あの蝶居なくなったよね。この蝶も最近出会えないよね、とお話ししましたが、それにしてもやはり蝶多村は価値のあるエリアだと感じた一日でした。

  オカトラノオが満開でした)


  

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