まあまあ満足(蝶多村)

蝶多村の眺め・ウスイロオナガシジミ(2024.0630 蝶多村 )

 朝の内、会社の後片付けを少ししてから蝶多村に向かった。目的は特に無かった。林道を走行していて、丸裸の森が見えてきた。実は近年、蝶多村のあちこちで伐採が行われている。チョウの生息数も減っているような気がするし、絶滅したのではないかと思われる種も幾つか思い浮かびます。何だか淋しいなぁ。
 ここへ来ると、最近の定番で車を停め、ゆっくりと丘登りをします。チョウが居そうになくても、我が身のトレーニングを兼ねて登るようになりました。
 登り初めて直ぐに、あれ?あれは何だ?距離があって肉眼では区別が付かず、望遠で撮影してトリミングした結果 です。何と!ウスイロオナガシジミでした。何が“何と”なのかと云いますと、このエリアでウスイロオナガシジミと出逢ったのは、10数年振りだったからです。ラッキー!!

 

シャクガ科?(2024.0630 蝶多村 )


 次に目に着いたのは、この蛾でした。一見蛾よりチョウに見え無くもありません。暫く歩いていたら、また同じやつを見つけたと思いシャッターを押しましたが、よーく見たら色バランスは酷似していますが、模様が微妙に違う気がします。
 先ほどから、3000種以上掲載されている蛾の図鑑を、2度ページをめくりましたが同定できません。悔しいな〜

 

ギンボシヒョウモン(2024.0630 蝶多村 )

 丘の上に近づくとギンボシヒョウモンの数が増えてきた。ヒョウモンってとにかく撮影しないと同定できないと云う思いからシャッターを切る回数が増えてしまいます。ここで撮れたヒョウモンは全てギンボシヒョウモンでした。
 ここで感じたのは、吸蜜植物で、ムラサキツメクサやハルジョオンも咲いていましたが、人気はウツボグサに軍配が上がりました。蝶の好きな花って絶対傾向があるよね。

 

カラスシジミ(2024.0630 蝶多村 )


 丘から下り初めて直ぐに、フランスギク?で吸蜜中のチョウを見つけましたが、アンタ誰?近づいてみてカラスシジミと分かりましたが、この子標準サイズより小さい!あまり小さいのでカラスシジミと判断できなかったのです。でも、出会えて嬉しかったよ。
 ところでこの花、フランスギクと書きましたが、違っている気がします。お庭に咲くフランスギクより1回りも、2回りも小さく、まして日本の野山に咲いているのですから、きっと別 種ですよね。あー植物の勉強もっとしなければ…それと蛾の勉強もね。

 

イチモンジチョウ・サトキマダラヒカゲ(2024.0630 蝶多村 )

 更に丘を下っていたら、イチモンジチョウやコチャバネセセリを見かけて撮影しました。ところが、セセリチョウで黄色が強い種が飛んでいるのを幾度か見たのですが、あれってきっとコキマダラセセリだと思いますが、今回は撮影できずに終わりました。またね〜
 丘を下りきり、Fieldの車の側まで来ましたら、サトキマダラヒカゲを見つけて撮影しました。今年は、既にヤマキマダラは撮影していましたが、サトキマダラは本年初撮影かと思います。
 何の期待もなく、自宅から近いという理由で、ふらりと来た蝶多村でしたが、本年度初撮影が3種。充分満足できる成果 だと思いました。

 


  

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