ホオノキ(2005.7.2 音更町

 イシダシジミ探しはどうやら徒労に終わってしまった。こうなったらカラフトヒョウモンでも出てくれればラッキーと、目的を変えてうろつくことにした。
 実は今日は朝からずっと雨が降っていた。雨降りの週末は、安心して仕事が出来ると、一人出勤して仕事をしていたのだが。昼頃雨が上がって舗装道路が乾いてきたのを見たら、もう我慢出来なくなって飛び出したのだ。

 ホオノキが花を付けていた。この木は結構な高木になるので、花が咲いていても真下から見上げる格好になり、カメラで撮ることは無かったのだが、斜面 に生える木が花を付けていたので、花心を何とか写すことが出来た。

 

ヒメウラナミジャノメ(2005.7.2 音更町

 相変わらず気温は上がらず、空もどんよりと厚い雲に被われたたままだった。残念ながら、めぼしい蝶もあまり飛んでいない。
 しかし、考えてみたら普通種ほど良い写真が撮れてない様な気もする。レンズ・テストをするチャンスかも知れない。絞り値をあれこれ変えながら、丁度良いボケ具合を探して数度シャッターを切ってみた。思惑通 り、花と蝶が浮かんだように写ってくれた。

 

カバイロシジミ(2005.7.2 音更町

 あまりの蝶の少なさに落胆し始めていた。そこで思い立って、今年の春久々に訪れたフクジュソウの谷を覗いてみた。
 この時期オオイチモンジを確認したこともある場所なので、期待をしていたのだが、結果 は同じだった。ただ、相変わらずカバイロだけは健在で、ブルーに輝く
開翅シーンをじっくりと撮らせてもらった。

 

コチャバネセセリ(2005.7.2 音更町

 これまた普通 種の代表みたいなコチャバネ。見栄えもパッとしないが、当地では数も多い。悪く言えば、時と場所によってはまるでハエがたかるかのように沢山居る。しかし、私の「北海道の蝶」のコーナでも、あまり写 真は載せていない。
 確かに珍しい蝶をアップで撮れれば、それなりに見応えもあって。撮った方もそれなりに満足した気になるのだが、いつまでもモデル(蝶)に依存していても仕方ない。見栄えのしない普通 種を、どう撮ったら見栄えのする写真になるのかという工夫をもっとすべきなのである。

 等と反省を込めて撮ってはみたものの、腕もセンスもまだまだとの声が聞こえてきそうな写 真になってしまった。まぁ、奥が深いからいつまでもこうして遊んでいられるのだと、訳の分からぬ 理由を考えついたところで、今日はこれまで!

 

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