ミヤマカラスアゲハ(2005.6.19 中札内村

 そろそろレンゲツツジが満開かなぁー。オナガアゲハも出ている頃かなーと期待して中札内。先週は一輪も咲いてなかったレンゲツツジがようやく3〜4分ってトコでしょうか。今日もお天気は非常によろしい!しかし、このところの十勝地方、全く雨が降ってない。農家の方は大変そうです。
 今日も、引き続きレンズ・テスト。もっともっと沢山写真を撮って実験を重ねなければ
このカメラ自分のモノになりそうもない。レンズをとっかえひっかえ。絞り補正をいじくり回して、どう写 るか試してみる。試すだけならフィールドに出なくても可能なのだが、やはりそれでは力が入らないから、やっぱりモデルに蝶が居てくれた方がよろしいようで…。先週殆ど見ることが出来なかったカラスアゲハがモデルになってくれました。
 とりあえず広角レンズで、花から花へと移動する瞬間を狙ってみたが、ピンも甘くあまり良い写 真とは言えない。しかし、飛翔中のミヤマカラスアゲハは、脚はたたんでいるものの、口吻は伸ばしたままということが分かる。

 

オオサクラソウ(2005.6.11 中札内村

 ところで、この時期私が頻繁にここを訪れるのは、ここが十勝で唯一確実なオナガアゲハの出現があることが理由の一つなのであるが、今日は期待のオナガアゲハは一向に現れなかった。
 仕方なく、今度はオオサクラソウの群生を見に移動することにした。ところが、その場所に 行く手前にゲートがかかり、車両通行止め。仕方なく車を置いて徒歩で向かう。同じように私の後ろから、車を置いて歩き出した方が居たのだが、彼もまたこの群生地でカメラを向けていた。
 あまり日の当たらない斜面にひっそりと咲くサクラソウなのだが、知ってる人はちゃんと知ってるもんだと感心した。

 

ジョウザンシジミ(2005.6.11 中札内村

 さて、次に移動したのはジョウザンシジミのポイント。あら、先客が居たわ。何々、所沢ナンバー?!若いのがネット持ってうろついている。声を掛け少しお話をしているうちに、“もしかして、Fieldさんですか?”あららら、毎週毎週、私のことをご存知の方々とよく会うもんです。私ってそんなに有名人??
 その彼の話を伺うと、何と昨年から時々私のBBSに登場していたケタウさんであることが判明。十勝に来てまだ、1年ちょっとではあるが、既にあの蝶キチで有名なK先生に会ったとか、この前私がここで出くわしたN氏とは一緒に飲んだとか、お医者さんのMさんとは採集にご一緒したとか…結構ご活躍の様子。

 まあとにかく名刺を渡して、私はジョウザンのポイントへ歩き出しました。もう時期は遅いのだが、とりあえず数頭発見。今年のジョウザンは斑紋が変だとS氏が言っていたが、確かに黒斑が異常にでかいのを発見した。偶産なのか、このポイントの特徴として定着するのか興味のあるところである。

 

トラフシジミ(2005.6.11 中札内村

 数枚撮影しているところに、先程のケタウさんがやって来て何やら紙を渡してくれた。“名刺持ってないもんですから…”そりゃそうだろう。学生さんだし。で、彼のくれた紙には、手書きの名刺よろしく、本名・住所・電話など詳しく書かれていた。
 若いのに、結構律儀な奴っちゃなーと感心。その時彼が“あ、トラフ…”確かにヨモギにトラフが止まった。では、失礼して撮らせてもらいます〜。でも、白飛びしちゃったわ(汗)

 

カラスアゲハ(2005.6.11 中札内村

 彼とはその後もしばし立ち話をした。真面 目そうで好感が持てたのだが、その手のネット(補虫網)さえなければ、もっともっと好青年だと、手放しで褒めちぎることが出来るのに(笑)
 さて、そろそろ私も帰る時刻になりましたんで、その旨を伝えたら、“ちょうど僕も搾乳のアルバイトの時間なので…”えっ搾乳?!さすが農業王国十勝である。そんなアルバイトもあったのねー。
 最後にカワラナデシコにやって来たカラスアゲハを撮って、今日はこれでおしまい。

 

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