セマルハコガメ2004.10.10 富野

 あ、ゴメン!前ページでもっと南国の蝶をお見せしなければ…とか言いながら、いきなりカメかい!いやー、そのー順番もあるしぃ。次に発見したのがコイツなもんでどうぞお許し下さい。今“コイツ”と書きましたが、そんなに見捨てたもんじゃありませんよ。何しろレッドデータブックにも登場する希少種で天然記念物でもあるんです。(もっとも、帰って調べたら分かった事ですけどね…汗)
 で、ここは民家の間の狭い道路上なんですが、この写真のカメの向こうが垂直の縁石で、こっち側は垂直の溝。カメの運命や如何に!ね、放っておけないでしょ。で、つまんで移動させるのですが、すぐに私の足元に戻ってくる。だから“迫る箱亀”いやそうじゃなく“背丸”なんですけどね。どうも私のハーフブーツの下に潜り込もうとしてるらしいのですが…メンコイ奴なんですよ。

 あ、ハイハイ。いつまでも亀と遊んでられませんね。じゃあ、蝶を探して移動します。カメさんバイバイ!!

 

タイワンキチョウ2004.10.10 オモト山

 やっと蝶々さんですよー。しかも私にとっては初撮影のタイワンキチョウです。もっとも幾度も出くわしてはいるんでしょうし、もしかして撮影もしてるかも知れませんが、キチョウではなくタイワンキチョウだと意識して撮れたのは初です。
 
もっとも本州産のキチョウには何度もお会いしてますし、黒い模様がちょいと違うだけなので、あまり感動はなかったですけどね。もっと感動できる種類がいないかなぁ〜

 

タイワンクロボシシジミ2004.10.10 オモト山

 …とは思ったんですけど、どうも地味な蝶にしか会えません。南国といえば大きくて派手な色彩 で…と期待するのですが、見かけるのはセセリとシジミばかり。その中でも最も数を見たのはこの蝶です。写 真では分かり難いのですが、この状態でのサイズは私の指の爪くらいしかありません。
 実は一昨年前も石垣でこの蝶を撮ったのですが、あまりに小さくて苦戦しました。今回はクローズアップレンズを持参してましたので、辛うじてお見せ出来る写 真になりました(もっとも、トリミングしてますが…)

 

ルリタテハ2004.10.10 オモト山

 道路脇でバトルを繰り返す黒っぽい蝶を発見しました。じっと見ていると、そのうちの1頭が下りてきて倒木の枝に勝ち誇ったようにとまりました。ルリタテハは北海道にも居る蝶ですが、石垣のものは別 亜種とされ、大きさも一回り大きく、ブルーのラインも濃い気がします。

 

オオコウモリ2004.10.10 オモト山

 実は朝から気になっていることがありまして。何故か日中なのにコウモリが飛んでいるんですよ。幾度かシャッターチャンスもあって撮ってはみたんですけど、なかなかマトモに姿を写 させてくれません。ところが遂にチャンスが…。何と目の前の大木にとまってくれました。
 ぶらさがると30cm程なのですが、翅を広げると1m近くになります。調べてみますとクビワコウモリの仲間でヤエヤマオオコウモリとのこと、これも確か天然記念物じゃなかったかな?しかし、何で日中にと思うのですが、このタイプのコウモリは超音波を発せず。従って有視界飛行なのだそうだ。

 

シロウラナミシジミ2004.10.10 オモト山

 そんなこんなで日が暮れそうになりました。諦めて帰りかけの道端で綺麗なブルーの色が光りましたねぇ。2頭のウラナミシジミがバトルを繰り広げてました。昨年末吉公園で撮影したルリウラナミかなと思いましたが、ルリウラナミにしてはやや大型でしかも白っぽい。ブルーの色もあまり濃くない。何だっけ?
 私の図鑑によれば、ルリウラナミは分布が八重山までだから昨年の本島での撮影は迷蝶を撮ったことになります。そしてこのシロウラナミはかつて西表に分布していたが1975年以降絶滅となってますので、やはりこれまた迷蝶の撮影に成功したことになるのかな?
 尻すぼみ状態の一日でしたが、最後にちょっと珍しいのが撮れました。やれやれ!夜はビギンのお勧め居酒屋“ゆうな”でお食事しましたが、セットメニューがややお得というだけで、特にめぼしい物はありませんでした。隣に座った神戸のカップルと少しお話が出来たのが楽しかったけれど…。さて、明日は石垣を離れなければなりません。早々にホテルに戻って後は八重泉飲みながら、写 真の整理〜と思ったのですが、ロクに飲まないうちに…ZZZzzz!

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