第12章 風変わりな村(Swisse6)

 

1.Gruyeres(グリュイエール)

その後、ショッピングモールを覗いた。入口付近でアクセサリーを売っている男がいた。物色すると琥珀が目に止まった。ほぼ完全な形で“蚊”が入っていたので買い求めた。彼はスペイン人だと言う。私が日本からだと告げると、彼はかつて神戸に住んだことがあるとか。神戸で英語を教えていたそうで、思い出した日本語をいくつか披露してくれた。ん?スペイン人が日本で英語を??当時の彼の優秀な生徒は、きっとスペイン訛りの英語を話すに違いない!(これで良いのかなぁ、日本の英語教育…)


モニュメント?

 一度レプレ家に戻り一息いれた。近くに面白い村があると言うので午後はそちらへ向かう。車の進入が禁止だそうで、村の外の駐車場で降りて歩いた。小雨が降り出していた。午前中の件はラッキーだったとの感を強めた。駐車場からは緩い坂道を上ることになる。車が無いものだから、そのスロープを利用して子どもがローラースケートに興じていた。
 
間もなく目に止まったのは、車のホイールやCDなど廃品を利用して作ったモニュメント?!


エイリアン博物館

 そして次に奇怪なものが目に飛び込んだ!!エイリアン?だよね!でも何で???


Giger(ギガー)氏の経営するカフェ

 ルチアーノもよく分かってない様子で“ちょっと dangerous!”と日英チャンポンで呟いていた。実はエイリアンをデザインしたH.G. Giger氏が古い邸宅を買い取り作った私設の博物館だそうで、全部ホンモノと言えばホンモノな訳。エイリアン好きの私には超ラッキー!みなさんの中にも好きな方がいらっしゃったらこちらへどうぞ!

 

2.Chateau de Gruyeres(グリュイエール城)


13世紀に建てられた城の主館

 11世紀に作られたこの城は、増改築を経て19人の伯爵が居住し、その主館は13世紀のものだそうだ。


中世の絵画・調度品で飾られていた

 古城は公開されており(有料)、時代とともに変化してきた建築様式や装飾とあわせて、リストの所有していたピアノやコローの絵画、ルイ王朝時代の調度品などの展示を楽しむことができるのだが、私にはどれがどれやら??リストのピアノも撮り損ないました(汗)


蝶をモチーフにした壁飾り

 往事の貴族の生活を想像させる装飾品の数々。


このステンドグラス サントリー角を思い起こす(笑)

 Chillon城の、殺伐とした室内の雰囲気とは対照的に、こちらは豪華・そして優美。保存状態も非常に良く中世ヨーロッパの貴族の生活を想像することが出来る。チーズ等の乳製品の製造を生活の糧にした農村部の城と、交易によって栄えた城。城主によってこんなに違うのかと驚いた。しかしボケ写 真ばかりで、皆様にお見せできる写真が少なくて残念。え?ボケでももう少し見ます?


ま、豪華な雰囲気だけは分かってもらえるかな?


こちら中庭

 昔、婦人服ブランドに“ROPE”なんてのがありましたが、このお城、そんな雰囲気のCM撮影に向いてるかなーなんて考えましたね。 じゃ次、行ってみよう!

前ページ : 次ページ