第9章 スキー・リゾートの街(Swisse3)
1.Gstaad(グシュタード) 昨夜は身体もだるく何だか調子が出なかった。さすがに疲れが溜まっていたのかも知れない。例のワインボトルも、あまり減らないまま床についた。
今日は有名なリゾート地へ連れて行ってくれるそうだ。もうルチアーノにお任せだから、それがどこかも確認せずに車に乗り込む。暫く走ってると、道端に色々な花が咲いていて気になっていたら、ルチアーノが察してくれたのか、峠の頂上付近に車を停めてくれた。数種類の花が咲いていたのだが、そのうちの1種は紛れもなくクロッカスじゃぁありませんか!北海道の早春の庭に咲く花と思っていたら、ここでは野生種らしく、そこら中に咲いてる!
夢中になってシャッターを切ってるとき、雪玉 が飛んできたと思ったら、ベレーナのいたずらだった。昨日の気温は実に31度だったというが、峠にはまだまだ大量 の残雪があった。
峠を下りきったあたりに小さな村があった。人口100人も居るのだろうかと思えるほど小さな村だったが、綺麗でちょっと変わった形の教会があった。標識にはGsteigとある。きっとこの村の名前だと思うがグシュテイクとでも読むのだろうか。峠からこちらは独語圏だそうで、よく分かりませ〜ん。
そして、たどり着いたのがここ、Gstaad(グシュタード)というリゾート地。各国の王侯貴族、映画スターが毎年やって来るそうだ。何で?と訪ねたら、どこかの国のように有名人が来る度に騒ぐことをしないからだろうとはルチアーノの答え。我々もこの村の某ホテルの前のカフェで一息入れた。お隣に若い男性が2人、ワンコ連れで座っていた。どう見てもシェパードのようだが、ちょっと毛色が違う。ルチアーノがどこ産なのかと訪ねるとベルギー産のタービュレンだと教えてくれた。 |
2.採ったど〜〜っ!
どもっ!皆さんこんにちは。私がFieldです。このホームページになかなか出る事のなかった私がついにベールを…!何で今まで登場しなかったか?そりゃカメラ持ってるのは常に私だから仕方ないでしょう!
横を通る車の運転手達が笑って見ていたぞと、ルチアーノに言われましたが、んなことはどうでも良いのだ!これだけで高い旅費かけた値があったってもんです。ところで私がネット、ルチアーノがカメラを持っていたので、蝶が飛ぶ度にルチアーノに“撮ってくれー!”と叫んだのですが、結局彼は一枚も撮ることが出来ませんでした。後で、遠くてもとりあえず1度シャッターを切るの!1〜2歩近づいたらまたシャッターを切り、更に近づいてシャッターを切る…と説明したら、分かった!との返事。次のチャンスはモノにして下さいよ〜! |