第7章 レマン湖畔麗しの街(Swisse2)

 

1.Montreux(モントルー)

 シヨンでクモツキ(クモマツマキチョウ)らしき蝶を目撃した私は浮足立った。私も日本で、かつて幾度か撮影に挑戦したが、その姿さえ見ることが出来なかった蝶に会えたのだから…。しかし、短時間に2頭も目撃したという事は、必ずまたチャンスはあると確信し、予定の街を目指した。途中Sultanというインド料理のカフェでビールとナンをいただいた。


明るく、清く、美しく そんなキャッチフレーズが思い浮かぶ街

 皆さんは、スイスというとどんな街の名前を思い浮かべるでしょうか?ジュネーブ?チューリッヒ?確かに大きな都市ではありますが、音楽ファンなら一度はモントルー・ジャズ・フェスティバルなんてのを聞いたことがあると思います。ディープ・パープル、クィーン等のロックバンドの縁の地でもあり、音楽の街と言っても良いかも知れません。そして“風光明媚”という言葉はこの街のためにあるのではと思えるほど環境に恵まれています。更に、世界の大富豪・超有名人の別 荘、また彼等が晩年を過ごすのに選ばれた街なのです。オードリー・へプバーン、チャーリー・チャプリンなど多くの有名人がこの地で晩年を過ごしました。


ルチアーノがこよなく愛する山 名前?忘れました(汗)

 我々は、レマン湖の北岸の遊歩道を西に向かって歩いていました。モントルーに目を奪われている私にルチアーノは後方を見るように言い“あの山が私の一番好きな山なんだ”と言いました。もしかして彼はこの山を毎日眺めたくて、この地に居を構えているのかも知れません。


ルリシジミの一種

 モントルーの街の手前の水たまりで、こんなのも目撃しました。黒斑の配列は完全にルリシジミに酷似しています。スイス2種目の蝶に出会い、ニコニコ!お天気も上々だし、ギフチョウでも飛び出さないかナァ?(スイスに居る訳ないって!!)


Queenのボーカル 今は亡きフレディー・マーキュリー像

 そうそう、ルチアーノにもう一つお願いしていたことがありました。 “フレディー・マーキュリーに会わせてくれ!”と伝えてあったのですが、“彼のどこが良いの?”って感じでしたね。 まぁ良いじゃないですか、中年ミーハー・ロッカーとしては、ここまで来て会わずに帰れるか!ってなもんです。 私の頭の中では、WE WILL ROCK YOUが流れ続けてましたね。(モントルーの絶景はまた後日)

 

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余談:本日ある方からFieldさんは英語ペラペラなのかとの質問を頂きました。 いいえ、とてもペラペラとはいきません。また、特に語学を習ったこともありません。ただ、中2の時の教科書がほぼアタマの中に残ってます。(当時丸暗記した)それと、ビートルズの歌詞集を高校の時に買いまして、それが一部アタマに残ってます。 それを適当に組み合わせて何とか凌いでます。ルチアーノと最初に会った時に“お前は忙しそうにしてるけど、週に何日働いているのか?”と言うので、私は“Eight days a week”と答えましたがこれはビートルズの曲名です。上にも書きましたが私はロック系の洋楽が好きです。昔CCRというバンドが“Have you ever seen the rain”(雨を見たかい)という曲をやってましたがthe rainをthis butterflyに換えると“この蝶、見たことある?”となります。このようにアタマに残ってる文章(または歌詞)の単語をとっかえ、ひっかえするだけです。丁度良い文章が思い浮かばなければ、単語を発します。幼児や今日日の若いのは単語しか発しないでしょ。それでも何とか通 じます。
 また、私はNHKテレビのイタリア語講座を2〜3年見てましたので、簡単なイタリア語の会話は何とかなります。ルチアーノとは英語・イタリア語・日本語、時にはドイツ語をチャンポンにして話してます。例えば“I am ちょっと fame”(fame/伊=hungry/英)で“私はちょっとお腹が空いた”なんて遊び半分です(笑) 要は恥も外聞もなく、しかも過去形とか、過去完了形とか細かいことは気にもせず言葉を発してるだけです。きっと私のレベルは言葉を覚えかけの幼児程度だと思います。でも、通 じた時は快感で病みつきになりますよ。
 そうそう、長くなって申し訳ないのですがもう一つ!音楽用語は殆どがイタリア語です。例えば、ピアノピア〜ノ…ゆっくりゆ〜っくりとか、実際にビアホールで注文したときの事、この(ジョッキ)サイズで良いかと聞かれ“ピッコロ”と答えたら小さいのが出てきたりと、結構使い道がありました。