2023初の野外宿泊

エゾシロチョウ(2023.07.01 日高町)

 7月になった。例年だと7月の最初の休日は恒例のオオイチ探しなのだが、天気予報では北見方面 の天候が優れない。うーん…と悩んだ末に目指したのは日高地方でした。例年ですとツマジロウラジャノメを求めて7月中旬に行くエリアですが、今回は取りあえずまあまあのお天気で、もしかしたらオオイチも出るかも知れないし、あわよくばアサギマダラも…なんていう期待もありました。
 林道に入ると直ぐに雨!?何でよ?車を停めて様子を伺いましたら15分程度で止みましたが気温は17度です。でも、ここまで来たらポイントまで行くしかないでしょう。そう思いゆっくりと車を進めていたら、ネットを手にした親子連れが居ました。尋ねてみると、仙台から来ているそうです。目指すはツマジロだそうですが、ちょっと早いかもよ。
 林道終点に到着しました。ここは登山客の車がびっしりの筈なのに、車は一台もありません。何で?事故でも有って入山禁止?それともヒグマ出没???とにかくFieldは登山ルートとは別 の林道をゲートを潜って歩きました。そこにはエゾシロチョウが結構な数飛んでいました。

 

オタマジャクシ(2023.07.01 日高町)

 しかし、他の種類は殆ど見かけません。暇な物で林道脇の水たまりに泳いでいたオタマジャクシの観察をしていました。おそらくエゾアカガエルだと思います。しかし、こんなドアップ撮影は初めてかも知れませんね。

※アップ写真はエゾサンショウウオの幼生です。離れた位 置から、あっ!オタマジャクシだ! と思い、後は何を考えることもなくアップしてしまいました(汗)ご指摘いただいたM.T.さんに感謝! (…それにしてもFieldの老化が進んでるよね〜)

 

ホソバヒョウモン・カラフトタカネキマダラセセリ(2023.07.01 日高町)

 お昼が近づけば少しは気温も上がり、飛ぶ蝶の姿も増えるだろうと期待しながら、ゆっくりと歩きました。しかし、Uターンポイントまで何も姿を見ることが出来ず、更にゆっくりと歩いていましたら、ん?何か小型のヒョウモンチョウが…
 そっと近づいてカメラを構えると、どうやらホソバヒョウモンのようです。でも、この蝶の姿を見るのはいったい何年振りでしょうか?ちょっと嬉しい出逢いでした。

 次に出会ったのは、カラフトタカネキマダラセセリでした。そう言えば先ほど出会った仙台からの方が、ちょっと擦れていたけどカラフトタカネは採れました。と言ってましたが、これ綺麗ジャン!そう思ってシャッターを切りました。しかし、よく見ると、後翅の一部が欠けていました。

 

ミスジチョウ・キベリタテハ(2023.07.01 日高町)

 林道のゲートに戻り車で移動中、巨大なレンズを装着したカメラを持ち歩いている方に出会いました。そういえば先ほども姿を見たよなーと思い、声をかけてみました。道内の方で、狙いは蝶の様子です。やはりツマジロがお目当てのようでした。でも、ちょっと早いよ。
 更にゆっくりと車を走らせていましたら、橋の上に何かが止まったようです。橋の手前に駐車して近づくとミスジチョウでしたがそれにしても大きかったなぁ。一瞬オオミスジ?と思った程でした。
 撮影して、ふと気付くとキベリが止まっていました。もうボロボロですが、頑張っています。もしかして、お子様とも逢えるんゃないの?それにしても成虫として10ヶ月位 は生きているようです。驚き!

 

エゾシカ(2023.07.01 日高町)

 ここまでで2度ほどシカを見ていましたが、このシカは道を横切った後で、じっところらの様子を伺っていました。Fieldも車を停めてパチリ!白い紋が鮮明です。こういうのを見ると、シカというよりバンビという印象です。

 

一人宴会(2023.07.01 日高町)

 本日の最大の楽しみは野外泊です。実は昨年春に手に入れたソロテントで寝てみたいと思いながら、未だに実現できて居ません。今日こそはと思っていましたが、タープを広げたら、バタバタバタと音がする程の強風で断念しました。
 風を車で遮るようにセットしてみました。上の写真の焼き網の上は、帆立とシシャモで、帆立はかなり大きなサイズでしたが、3枚で600数十円でお買得でした。下の焼き網の上はジンギスカンとネギ間の焼き鳥です。午後4時半くらいから飲み始めて、ひたすらお腹一杯になるほど食べました。

 結果!今日のOut Door活動ですが、蝶の写真撮影は思ったほどでは有りませんでしたが、夕刻からのお外での一人宴会はとてもリラックスできました。結局車中泊でしたが、楽しい一日でした。


  

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