日高山脈・オオチャバネセセリ（2022.08.12　蝶多村）

　今年のお盆の天気予報は、殆ど全ての日に傘マークが付いています。せめて２日の晴があれば、遠征して車中かテント泊をするのですが、それすら不可能のようです。しかも、全道どこを見ても同じような状況なのです。仕方なく近場遊びしか出来ません。せめてコロナが落ち着いていれば、Fieldは東北でも、沖縄でも、無理矢理出掛ける奴なのにそれも出来ません。
　仕方なく本日目指したのは、いつもの蝶多村ですが、午前中は昨夜の雨残っていたので、自宅出発は午後１時でした。空はこんな感じの薄曇りで、気温は25度ほどでした。しかし、蝶の飛ぶ姿は殆ど見られません。お天気がひたすら雨ばかりで、発生数が減っているのか、発生がズレているのか判りません。
　唯一元気そうなのは、クロヒカゲくらいでしたが、それも雄はかなり擦れたものばかりでした。今日撮れた写 真の中で、唯一面白かったのが、オオチャバネセセリでした。葉の上で休止している雌の正面 に、後から飛んできた雄がとまりお見合いしていました。結果は、飽きた雌が飛び去り、雄が後を追いましたが、その後はどうなったやら…？

オオアワダチソウ・ヤマブドウ（2022.08.13　浦幌町）

　今日13日は浦幌町に向かいました。午後から天気が崩れそうなので、早めに自宅を出て、かつてゼフィルス類を沢山見たことのあるポイントへ行きましたが、ゼフィルスどころか、とにかく蝶の姿が見あたりません。１時間ほど歩いて、見つけたのは、樹上を飛ぶ姿を１度だけ見ました。種類が何なのか、本当にゼフィルスだったのか？？？
　ポイントを変え、いつもの林道に入りました。いたるところでオオアワダチソウが群生していました。オニアザミも満開ですが蝶の姿はボロボロのクロヒカゲくらいです。
　車でのんびり走行中に変わった木を見つけました？この木何の木…？樹種は判りませんが、もしかして大量 のヤマブドウが被い被さってる？秋に確認をしに来ようかなぁ。

ジャノメチョウ（2022.08.13　浦幌町）

　アメリカオニアザミにヒカゲチョウが止まるシーンを発見！最初、クロヒカゲの吸水？珍しいなぁ…と思って近づいたのですが、違いました。実はField、クロヒカゲの訪花シーンは見たことがなかったのです。でも、ジャノメチョウは今年の初撮影ですので、少し嬉しくなりました。

※ジャノメチョウをヒカゲチョウと表記していました。ご指摘いただいた方に感謝！　8/17

タンチョウ（2022.08.13　浦幌町）

　その後は何もなく、釣りでもしようと思いましたが、川はドロドロの濁流でした。実は今日、地元の花火大会があるので、花火を見ることが出来る自宅のガレージで、炭火を熾しBBQをするつもりでしたので、食材を１種追加したかったのです。残念！
　諦めて帰宅することにしました。でも、来た道を逆走するのが嫌いなFieldは、別 の道をチョイスしました。そこでタンチョウの親子を発見しました。良かった！来た道を戻るなんて、つまんないからね。

十勝展望台・エゾシカ（2022.08.15　蝶多村）

　昨日14日は、お寺を廻りました。少しはお盆らしいことをしなければね。そうして今日15日は、いつもの蝶多村を目指しました。その手前にある展望台からの眺めです。お天気は、まあまあ。遠くに日高山脈もうっすらと見えています。
　更に進んだ所には、巨大なTV塔が数本立っています。かつてはそこにイシダシジミの大産地がありましたが、今は絶滅しています。久しぶりに覗こうとＳＴＶ塔を目指してハンドルを切ったとき、そこにエゾシカがいました。最初、用心してこちらをじっと見ていましたが、草を食べ始めたところです。

ジョウザンミドリシジミ（2022.08.15　蝶多村）

　幾度か書きましたが、時節柄今年は北海道の外に出る事は無いと思いますので、道内だけで年間何種の蝶を撮影できるかということにチャレンジしています。北海道に定着している蝶の種類は108種くらいかと思いますので、その７〜８割を目指しているのですが、どうもそれを達成できるかどうか怪しくなっています。
　そんな中で、見かけるのに未だ撮影できていないのが、ジョウザンミドリシジミと、何とモンキチョウです。今日は何としても撮るぞと、意を決してポイントを絞り込み、１時間ほどじっと待ちました。すると、出た！卍飛翔！！その後どこへ向かってどこに止まるか。目で追い、そっと近づくという作戦で２個体の撮影に成功しました。ミドリのピカピカ…良いね。
　ここまで今年の撮影種は、未だ56種です。後10種で７割かぁ。お盆休みの最終日16日は十勝に大雨警報が出ています。諦めて仕事するかなぁ。