春到来
十勝晴れ(2019.04.13)

 この冬の北海道十勝地方、一言で言えば雪の少ない冬でした。例年ですと毎月月末には業者から請求書が届きまえす。実は業者さんとの契約で、一度に10cm以上雪が降ると自動的に来てくれる約束なのですが、除雪費を支払うことなくシーズンを終えたようです。
 こりゃ、今年の春は早いんじゃないの…と、期待していたら、積雪がゼロになったとの発表があり、その直後に市内では3/16、6cm程の降雪。ところがその雪は直ちに消え、3/18 隣町の音更町で沢山の福寿草が咲くのを見つけ、更に3/26エルタテハがFieldの会社の駐車場に現れ、やはり春は早いと思い込んだものの、その後も数度の積雪。桜の開花予想も一度は例年
より10日早いとの発表が結局修正され、例年より1〜2日早いんだとさ。

 もう、どっちでも良いわ!と思っていた本日、最高予想気温が17度!!!こりゃ越冬蝶だけではなく、今年の新生児にも逢えるんじゃないかとお出かけしました。写 真上、日高方面、下、大雪山方面。正にこれぞ“十勝晴れ”ですね。

 

エゾライチョウ・カケス(2019.04.13 蝶多村)

 蝶多村の林道を車で流していると、道の真ん中に鳥さんが…ん?アンタ誰?トロトロと近づき、エゾライチョウであることに気付き、車を停め、ドアを空けようとしたとき、車の横からもう1羽がトコトコと出てきて車の真正面 へ。慌ててフロントガラス越しに撮ったのがこれで、いやー、ピン甘!
 次に現れたのがカケスで、絶対に失敗しないぞ!と慎重に車から降りて撮影。今度はピンはまあまあだけど、手前の枝が気になりますね。うーん!

 

エゾアカガエル(2019.04.13 蝶多村)

 車から降りたときに、かなりの数のカエルさんの鳴き声に気付きました。もしかして、もう産卵は済んでるの?と、水たまりを探すと…ありましたね。
 こうなると親の姿も…と、欲を出しましたが、意外と容易に見つけることが出来ました。左下のベージュっぽいのが♀。右上の振られてそっぽ向いたのが♂です。オイ!ガンバレよ!

 

春のスタンダード(2019.04.13 蝶多村)


 肝心の蝶ですが…写真上、geisha(ゲイシャ=日本産亜種名)写 真中samurai(サムライ=日本産亜種名)で、芸者と侍のそろい踏みです。この2種は成虫で越冬するする種で、比較的春には目撃することの多い種です。
 手こずったのは写真下のエゾスジグロシロチョウですが、幾度か飛翔シーンは目撃するのですが、止まってくれないのよ。止まってくれる可能性はフキノトウしか無い?じゃ粘ってみるかと約1時間。辛うじて数枚シャッターを切ったうちの1枚です。

 

福寿草・ネコヤナギ(2019.04.13 蝶多村)

 フキノトウ、どれも満開。ようやく10ヶほど開いていないのを天ぷら用にゲット。福寿草はいずこも満開…とうか終盤に近い雰囲気でした。
 最後にネコヤナギ。既に花粉が付いていました。Fieldの頭の中には例の曲がかかっていますが、止めておきます。バカの一つ覚えみたいで…(いえいえ、そうなんですけどね)しかし、春は確実に来たぞ!と確証が持てた一日でした。シーズン・イン今年も頑張るぞ!

 


  

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