今年のニンジン…プロローグ
守禮門・首里城(2001.04)

 近年思っていること…“蝶が好き、蝶が好き”と言いながら半年以上蝶の飛ばない北海道に何故Fieldは住み続けているんだろう?年々収入が減る中、多額の灯油代(時に月額20万年超え)を支払い、更に除雪費がかさむ北海道に少々嫌気がさしてきている。そうだ、晩年は沖縄に住もう!昨年そう思った時に、でも待てよ、北海道にも居るはずなのに出会えていない蝶が居るし、東北もそうだ。ならば…と沖縄には行かず、道内と東北を車で走り廻った。
 結果…“あ、居た!”とか“あ、飛んだ!”というシーンはあったものの、いずれも撮影には至らなかった。逢いたかった蝶に逢えたのにその証拠が無いのだ。Fieldが逢いたいと思っている蝶の種類は残り約25種、自分の年齢を考えたとき、毎年2〜3種に逢うことが出来れば、小学生の時に決めた“日本の蝶全部に逢う”という夢が叶う。そう考えているFieldにとって昨年の成果 0はダメージが大きく、イライラが募った。これを解消するには…やはり蝶に逢うしかないでしょ!

 

万座毛(2001.04)

 今回沖縄に行く理由はもう二つある。実は昨年の夏にある無料の占いをしたら、“あなたは人生の中で最強運の時期を迎えようとしています。“企業ならともかく、一個人としては考えられないほどの強運です”と言われた。更に“あなたは沖縄が好きですか?沖縄の最強の神々が、伝えたいことがあるのであなたに会いたがっています。”…詳しい話を聞くためには、ここからが有料だったので聞かなかったのだが、頭に浮かんだのは、“神々”って複数だよね。でしたら沖縄を創造した、アマミキヨというニライカナイからやってきた最強の女神、そうしてシネリキヨ(男神)の名前だった。“会いたい”と言われて、じゃあ来てよ…は失礼だから、こちらから伺うべきだと考えた次第なのです。
※ニライカナイとは遥か東方にある理想郷、または神の島。人も死後の霊は、そこへ行くと云われている。

 

ザトウクジラ(2010.09.25 オーストラリア)

 もう一つの理由は…2010年9月にオーストラリアへ行き、クジラの写 真を撮ったのだが、調べてみるとクジラは太平洋を回遊していて、秋にはオーストラリア、春には沖縄近辺に現れるとの事だが、2〜3月は仕事が多忙で無理!と考えていたので9年前にオーストラリアまで行ったのだが、今回はその多忙な隙間を縫っての旅行だから、もしかして会えるチャンスが有るかも知れないと考え、旅行会社に問い合わせると“ホエール・ウオッチングのツアーならあります”との返事。オーストラリアでは背中と尾びれの写 真しか撮れなかったが、今回の狙いは頭、贅沢を言えばジャンプした全身の写 真が撮りたいと思っている。

 

沖縄の蝶たち(2011.07.16 沖縄本島)

 歳が明けてカレンダーと睨めっこ。北海道から沖縄へは、便によっては往復に2日必要で、3連休であっても中1日しか無い状態。一昔前には千歳〜那覇便があったのに、今は道内どこから出発しても羽田経由。今年G.W.が長いのは承知してているが、かなり旅費がお高くなりそうだし…で、思いついたのが3/20最終便での出発(お仕事終了後ね)。翌21日が春分の日、22日お仕事をサボれば、23日、24日が土日。これしかない!最初は21日出発を考えたが、やはり朝一便でも那覇着が16時台で1日消えてしまう。3/20最終便だと羽田で前泊が必要となり¥12,500の費用が必要だが翌日9時台に那覇着だからね。
 もう一つFieldがこの日に決めたのは、Fieldのお仕事がこの時期、学校関係に依存しているもので、取引先の小中学校の終業式・卒業式が3/22だから、お客様にも迷惑をかけることなくサボれる!…そう考えた訳なのです。

 

オオゴマダラ(2017.08.14 与那国島)

 ってなことで、どんな旅になるか…あっ、そうそう、いつもならあそこへ行って、あの蝶に逢いたいからこの時期に行こう、等と決めて出かけるのだが、今回は蝶の目標設定無し!アマミキヨ様のお側に行って更に運気を高め、イライラの解消が出来ればそれでOKで〜す。珍しく観光中心になるかも知れませんので、蝶の写 真はあまり期待しないでね〜。

 


  

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