そろそろ渡り鳥が浦幌方面を通過する時期じゃないかと思った。ここ数年見に行って無いなぁ…久しぶりに行ってみるかなぁという気になりました。空は曇り時々晴れという感じ。気温は6〜7度…でも風が強い。何故この風の強い時期に渡るのかなぁ？季節の変わり目だから風が強い。でも、その季節の変わり目だからこそ渡る必要性があるのかも。そして強い風は、上手に利用すれば、効率の良い飛翔が出来るのかも知れない…などと考えながらハンドルを握った。
　約１時間で目的のエリアに到着。しかし、どこにも鳥の姿は見あたらない。過去に見かけたポイントを思い出しながら移動を繰り返していたら、小集団の飛翔を目撃。あっちか！

　ようやく大きな集団を発見したが…どうもいつもと様子が違うような…。ここってヒシクイが多くマガンは少なかったという印象だが、どうしてか今年はマガンばかりのように思う。ハクガンも何10羽かは見かけたのだが、その姿が無かった。

　１羽だけ除け者扱いされているような、孤独な奴を見つけて、そっと近づいてみたらヒシクイでした。その後も見かけたのは数羽でしたね。おいおい、どうしたの？みんな先に行っちゃった？それとも、先行して様子を見に来てる？

　Fieldとしては、こんな感じの写真が撮りたかったのです。つまり１羽づつ羽の模様が鮮明に判る写 真ですね。しかし、結局数枚しか撮れませんでした。ピンが間に合わない。絞り補正が追い付かない…等々。地表の個体を撮るのか、空中の姿を撮るのか…どちらかに決める必要があったようですが、欲張り過ぎでしたかねぇ。

　オオハクチョウの集団は２度見かけましたが、遠すぎてダメですね。

　午後１時ころ、そろそろ引き上げようと車に乗ったとき、え？何？何かあった？それまで地表をうろついていた鳥さん達殆どが空に舞い上がりました。何かに驚いたのか、目的地に向かって本気で飛びはじめたのか…？確かに１日の中で最も気温が上がる直前の時間帯ですから、マジで飛び始めたって事もありそうな話です。
　鳥の事は知識不足で、さっぱり判りませんが、やはり動物・昆虫の飛ぶ姿には感動し、テンションが上がる眺めではありました。鳥さんに感謝！