2016年を振り返って

気候

4/28〜4/29の雪

 G.W.に石垣島へ行く為に空港を目指している時の状況です。その1週間前の4/21は20度超えで、今年はきっと暑くなるぞーと、思っていた矢先のことでした。このあたりから、おやぁ?おかしいぞと思い始めましたが、案の定5/20が真夏日でそれが4日間続くという、異常な乱高下を繰り返しており、いつ、どのタイミングで、どこへ行けばどんな蝶に会えるのか、さっぱり想像も付かなくなってしまいました。

 

追い打ちをかける天候異変(上は地元紙)

 おかしな年になって来たぞと思っていた7月に台風が十勝地方を直撃しました。十勝に台風直撃は観測史上初、しかも3つ続けての来襲です。十勝と云えば日照時間が長いことで有名な土地柄でしたが、7月も8月も晴れのマークより雨のマークの方がずっと多い日々でした。
 そうして、台風がもたらしてくれたのが写真の状況です。そう、十勝では台風に備える設備が施されていないことが露呈したのです。 不明者が出て、未だにお一人が不明のままです。その方はアウトドア写 真を撮影することを趣味にされていた方でした。
 更に下の写真ですが、私が冬季間水鳥たちの写真を撮っている“合流点”と呼んでいる場所に架かる橋です。流木が覆い被さり橋脚が壊れておりますが、この流木でさえ取り除かれることの無いまま冬を迎えました。Fieldにとっても重要なポイントが1つ失われた状況です。

今年のハイライト

ミカドアゲハ(2016.05.01 石垣島)

 2016年で一番嬉しかった写真は…これでしょうか。始めてミカドを見たのも石垣島でした。え!今飛んだのミカドだよね…あれから10年は経っています。その後、交通 事故死したミカドを拾ったのも石垣島で、沖縄本島でも見かけたことは有りましたが、撮影に成功したのは今回が初めてでした。
 4/29 雪の十勝から石垣に飛んで、本当に良かったと思いました。何しろ日本のアゲハチョウ科の中で唯一撮影できていなかったのがこのミカドアゲハでしたから…


アカスジベッコウトンボ(2016.05.01 石垣島)

 実は2005.11.03 ナキハクチョウの写 真を撮っている。この年の10月末にFieldは沖縄にいた。携帯が鳴り、出てみたら埼玉 で野鳥を撮影しているmtanaさんで“帯広川にナキハクチョウが現れた”という情報でした。“今は沖縄で無理だけど、戻ったら行ってみます”とのやりとりの結果 でした。後日調べてみましたら、日本でこの鳥が確認された4例目だったそうです。
 で、この写真ですが“何だか見たことのない奴が居たぞ!”とシャッターを切りました。持ち帰って調べてみましたが、日本のトンボ図鑑には該当者無し。数名の方からメールを頂き、東南アジアに棲息する種だと判りました。しかし、ものの本に寄れば、近年石垣島で観察されている。との記載があり、どの程度の希少性があるのか理解はして居ません。
 この時の石垣島ではイワサキクサゼミの撮影が出来、
撮影は出来ませんでしたが野生化したクジャクの飛翔を目撃し、ホタルが飛び回りながら発光する姿に感激を覚えました。

体調など…

 2012年4月1日 脳内出血が発覚した。この春、5周年の記念日を迎える?医者に即刻入院せよと言われながら、それを拒否したら、命の保証は出来ませんとまで言われましたが、とりあえず生きています。ただし、その間ずっとプレミネントという薬を服用しています。これは血圧低下と利尿を期待する薬です。Fieldの場合、血がドロドロと言うのではなく。血圧が上がった時に、脳内の血管が切れやすいということで、血管の老化と解釈しています。ん?もしかして、血圧が上がりやすく、血管がプッツンする?うーん、その通 りかもね。自覚はあります。
 Fieldにはシニア・ボランティアで海外に住みたいという希望があり、海外でボランティア経験の有る方から推薦文まで頂いていましたが、この薬を続けているだけで、その資格が無いことに気付きました。だよね〜赴任先に病院が有るとは限りませんものね…で、断念!もう一つ問題があり、昨年秋から右足の付け根が病み、病院に行くのですが、施されるのは痛み止めの注射と貼り薬を頂くだけ。確かに病院へ行った後の1週間は治った気になりますが、根本的な治癒は望めないと思い、通 院は止めました。で、相変わらず痛みがあります。2016.05.01石垣の於茂登岳に登ろうとして、山の管理人さんから“止めた方が良い”と言われた原因です。何とかしなければ…と痛感しているところです。

 いろいろ有った2016年ですが、一番嬉しかったのは、Fieldが活動している中で出会った方々との出会いです。偶然出会った大学生の方。中札内村で“もしかして、Fieldさん?”と声をかけてくれた現在広尾にお住まいの方、千葉からお見えになったご夫婦の方々、今回はご同行出来ませんでしたが常に連絡を頂いた…この方もまた千葉のご夫婦。埼玉 の野鳥が本来の方とのトンボ撮影、そしてその時に出会った方々。昨年に続いてスイスから会いに来てくれた友人ルチアーノ。(台風の影響で国道が寸断され、どこにも連れて行けずにゴメンね!)また、沖縄の知人とも石垣の帰りに本島で出会えたこと、更には、その方が応募してくれたオリオンビールの景品かりゆしウエアが抽選で当たった事など、様々な方との出会いと交流がFieldの活動する原動力となりました。皆様に感謝致します。そして2017年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。

 

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