2015年という年

今年の漢字(写真は02.11 十勝川全面結氷)

 2015年を総括してみたいと思う。
 “今年の漢字”というのが有るが、Fieldにとって今年の漢字は残念ながら“死”であったと思う。1月1日の元日早々、親しくしていた叔母の訃報が飛び込んできた。そして2日後の1月3日早朝、父が死んだ。世の中まだ正月休みの4日に通 夜、仕事始めの5日葬儀、更に火葬場で父の隣で荼毘に付されていたのがFieldの友人のH氏であった。その後留まることなく4月に友人のK氏、6月にはFieldの親族の中でも長老格のS.Y.氏、そして母の義兄T氏と続き更に同業者のS氏と続く。S氏はFieldと同年で、しかも当社の1階を貸与し、協業状態であった。精神的にも職業上も大きなダメージとなった。

 今年、還暦を迎えるFieldであるから、親・そして親の兄弟のことはある程度覚悟してはいたが、あまりに続き過ぎであるし帯広RCの仲間でもあったH氏・K氏そして同業のS氏に至ってははあまりにも早過ぎると思う。また一方で、この件により様々な方にお気遣いを頂いたことに感謝すると同時に、多くのご迷惑をおかけしたことにお詫び申し上げたい。

 

健康…体調について(写真は05.24 久々のアポイ 09.19 久しぶりの沖縄3)


 Fieldは2012年4月1日、脳内出血を発病している。医者から様々な制限を受けながらの3年間であったが、今年は快気の年にしたいと考えていた。1月はマイナス20度の日が幾日もあったが、その後の春は早かった。落ち込むことなく、体力が回復した事を証明したいと考えていた。4月26日、旭川でヒメギフに会えた。5月24日はアポイ岳でヒメチャにも会い、7月11日は赤岳でウスバキを初めとした大雪の蝶たちにも会えた。そして9月18日からは沖縄へ遠征した。
 落ち込みがちな要因が多ければ、それを吹き飛ばすべく、積極的に動き廻った年であり、体長は回復したと云う意味で自信を持ち始めていた10月、右足の股関節の痛みが酷く、整形外科に行ってみた。“こりゃ酷い。1ヶ月とか1年とかではなく、若い頃から相当酷使した結果 ですね。”とは院長の言葉。今も胡座がかけない。重い物を地面から持ち上げるという動作が出来ない。階段が辛い。こりゃ、快気・復活どころか一気に爺になった気分。しかも11月、あれ?眼鏡にゴミが…そう思って眼鏡のレンズを吹いていたら、れれ?まだゴミが見える。慌てて水道水で眼を洗ってみたが、結果 は同じ。これが飛蚊症ってやつかぁ!
 快気どころかますます老化の一途を辿ってしまったような気がする。某薬屋で見つけたグルコサミン1000剰を思わず購入したら周囲から“飲みきる前に残すに決まってる”と言われたが、残すのは痛みが減少した結果 であろうから、買った事に悔いは無い。暫くはこの薬に頼って様子をみようと考えている。果 たして飲みきる100日後の結果は如何な物か…


仕事(写真は10.12釧路市動物園…干支の写真を撮りに…)

 1月は売上が少なく2月以降9月までは順調に数字を延ばした。しかし、10月に急ブレーキが掛かり、結局年間通 じての会社の売上は、過去最低の年になってしまった。ところがField自身は年間通 じて多忙な年だったという印象を持っている。これって一体何が原因なのだろうか?たまたま、Fieldの成すべき仕事だけが多かったのか、それともFieldの仕事に対する処理能力が落ちたのか?12月の決算の結果 を見れば、いずれかが見えてくるかも知れない。
 会社にとって今年のニュースは、車を新調したこと。これは車の走行距離が20万キロを超え老朽化したことで、より燃費の良い車種に替えたかった事と、Fieldが還暦を迎え、年金を払う必要が無くなり、その分経費が出せると判断したことに依るのだが、やはりどうしても4駆が欲しくて、燃料の大幅な経費節減にはならなかったように思う。

 

友人関係(写真は04.11 5年振りの友と)

 今年強く感じたのは、人との繋がりですね。4月11日、本州各地でお花見を済ませたルチアーノが北海道に足を延ばしてくれた。嬉しかったですね〜。5年ぶりだったのですが、悲しいことに5年も外国語を使っていなければ確実に話せなくなっている自分に気付きました。ヤバっ!彼との友情を確認できたことはFieldにとって忘れ得ない出来事だったと思う。
 そして10/24、ORACのOGから帯広のばんえい十勝に呼び出しがありました。何?何でばんえい競馬場?で輓馬するの?競馬の馬券は生涯2度ほど買ったことはあったが、輓馬は初めだ。何だか分からぬ まま到着すると、スタジアム3階へ招かれた。その隅のテーブルにはご馳走とワインが用意されていた。それだけでもサプライズであったが、真のサプライズはそれからであった。“やとぴー祝還暦”と冠された輓馬レースが企画されていたのだ。優勝した馬主・厩務員・騎手に賞金を手渡す役回りが待っていた。
 そして年末。沖縄から航空便による荷物が届く。ん、何?送り主はFieldが好きなビール会社オリオンから??何々、ウインタースマイルキャンペーンの景品???え!申し込んだ記憶は無いけど…耄碌したかなぁ…と思ったらFieldの名前で申し込んでくれた人が居たと判明。いや、これには参ったね〜!正直言って、輓馬の件は驚いた分嬉しく有り難かったけど“いやー、お金使わせちゃって済まない〜”という気持ち。でもキャンペーン応募はお金使わせて無い分あっけらかんと嬉しいよ。それにしてもこんな手があったとは、勉強させられました。

 ってなことで、大波小波の極端な1年でしたね。でも、Fieldは仲間・友人・先輩・後輩のお陰で幸せモンだとつくづく感じております。改めてこの場を持ってお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

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