mtanaさん来帯 その1

クリンソウ(2014.06.21 浦幌町)

 正直言って、“人生の先輩事件(5.09)”以降、元気にアウトドア…という気持ちには、なかなかなれなかった。少し無理してでも自分の体調の為にお外歩きをしなくてはと思ったが、Field noteに記事を書く元気が無かった。まー皆様にお披露目しなくてはいけないようなニュースも無かったし、何より2週間以上雨が降ったりもしていた。

エゾシロチョウ(2014.06.21 浦幌町)

 そんな時にmtanaさんからメールが届いた。えぇっ、今年も北海道に来るの?元気だなぁ…って言うか、好きだね〜!で、目的はやはりカラフトヒョウモンでしたか…。
 昨年お見えになった時には、G.W.に雪が降ったりして、季節の推移が遅く、例年だとカラフトヒョウモンには丁度良い時期ではあったが、発生を見ることは出来なかった。そして今年は逆に、例年より早く発生すると思っていたが、この長期の雨で季節がどんな推移をしているのか想像も付かなかった。

 

ミヤマカラスアゲハ(2014.06.21 浦幌町)

 一か八か…という気持ちで…というか、きっと大丈夫という予測の元に浦幌を目指した。特筆すべきはクリンソウ。道路脇を飾り付けでもしたように咲き誇っていた。
 お天気も、昨日まで降り続いたのが嘘のように晴れていた。ところが目的地に近づくに連れてだんだん雲が多くなってきた。でも、あれだけ降っていた雨が上がっただけでもラッキー!と思っていたのだが、もう一つ問題があった。それは気温。
 帯広市の予想最高気温は25度くらいで、十勝の各地も22〜23度だったハズ。ところが現地の気温は16〜17度。半袖では少し肌寒いくらい。参ったね!

 

ヨツボシトンボ(2014.06.21 浦幌町)

 結果から言いますと、残念ながらスカ!でしたね。おそらくこのお天気で発生がダラダラになっているような気がします。それでなくても、もともと数の多い種ではありませんから、一気に発生してくれれば目に付きますが、ポツン、ポツンと発生されると出会う可能性が激減するんじゃないかと思うのです。

 

エゾイトトンボ(2014.06.21 浦幌町)

 mtanaさんは近年トンボに傾注しているようで、今回のターゲットの中にもトンボの名前がありました。しかし、浦幌のトンボ池には目指す種類は居なかった模様。

 

ミスジチョウ(2014.06.21 浦幌町)

 他にもエゾライチョウなど期待したが、軒並みスカ!運の無いのはFieldのせいかなぁ。ここ数年運の無さには自信があるもんね。

 

ハシブトガラ(2014.06.21 浦幌町)

 そんなこんなで、mtanaさんにとっては収穫のない日になってしまいましたが、Fieldにとっては価値有る発見がありました。木の洞から出入りするトリさん発見!そしてじっと見ていると出入りする親鳥が3羽居ることに気付きました。
 そこでmtanaさんに聞いてみると、1羽はサポーターなんだって。いや驚いたね〜。小鳥の子育ては雄と雌のペアが行うものだと思い込んでいました。サポーターが居るなんて考えたことも無かった。しかも、生まれた翌年には親鳥になるものだと思い込んでいましたが、未成熟の個体がサポーターになるんだね〜。いやー知らなかった!お陰様でFieldにとっては大収穫の日になりました。


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