日本の東端から

オオワシのペア(2011.01.16 ウトロ)

 今更“あけおめ”でも無いと思うが、今年のスタートが今頃になってしまった。もっとも2010年版のField noteも、総括もないまま立ち消え状態で、もしこのコーナーに期待を寄せていただいている方がいらっしゃれば、礼を失すること甚だしい。伏して心よりお詫び申し上げます
 もっとも先日、1日のカウンタが“2”という日も有りましたので、かなり飽きられているというか呆れられていることも事実であろうと想像できる。しかし残念ながら、かつての栄光よもう一度と、奮起する時期には未だ到達していない。まだまだFieldを忙殺に追い込む要因は続いているのだ。

 2011.01.15斜里で会合があった。いわゆる新年会の類である。そして翌日…4月にウトロで開催予定の大きなイベントの打ち合わせ兼会場の下見と言うことで、“北こぶし”というホテルへ行ったその帰り道、オオワシとオジロワシの姿を見ることが出来た。

 

オオワシ(2011.01.16 ウトロ)
 結構な数を目撃したが、いかんせん雪模様。結構な降りで鮮明な写 真は望めなかったが、それでもまあまあ、久しぶりのお外遊びの雰囲気を味わうことが出来た。先導してくれた、斜里のY君に感謝である。

 

オジロワシ(2011.01.16 ウトロ)

 飛翔シーンも何枚か撮影したが、雪が邪魔をして公開出来るほどの物は撮れなかった。考えてみたら降雪中の写 真ってあまり撮った記憶が無かったが、距離が有れば有る程、邪魔な雪粒の数は増える訳で、比較的被写 体との距離の近かったこの写真が一番鮮明に撮れた。
 これからも当面“忙殺”は続くであろうが、細々でもお外遊びはしたいと思う。そして、それらから開放されるであろう今年の7月1日…そこからまた全力疾走したいとFieldは意思を固めるのであった。

※前年のnote最終ページに、稚内方面のゴマフアザラシの写 真を掲載したが、お正月のTV番組で、そのゴマフアザラシが深刻な漁業被害をもたらしているとの報道があった。つまり稚内方面 はタコ漁が盛んなのであるが、そのタコをゴマフアザラシが食い荒らしているというのである。ゴマちゃんは、タコの頭が好きらしく、頭だけ食われたタコの死骸が海岸に大量 に漂着している絵をTV画面で見た。そこには、観光資源としてゴマちゃんを歓迎するサービス業の方々と、害獣として怒り心頭の漁業関係者の葛藤も見え隠れする。何時の世も自分の都合しか考えない“人間”に自然とか野生との共存共栄を実現することは出来ないのであろう。とても残念ながら…そんな思いでTVを見つめていた。


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