道東遠征 その4

キバナカワラマツバ(2010.07.17 根室)
 その後もナンテンハギを探しながら移動したが、群生地は見つからない。しかし、今日は午後4時30分までに釧路市に到着しなければならない。かつてのイシダの産地と云われる場所を転々と訪ねながら移動を繰り返した。

 

ミヤママンネングサ(2010.07.17 根室)
 頭の中は“ナンテンハギ”“ナンテンハギ”なもので、目に付くのは植物ばかり。ところでこの花はミヤママンネングサだと思うのだが、ものの本によると北海道には無い花だという記述がある。
 ところが、私の持っている“北海道の植物”という本には掲載されているのだが、どうなんでしょうねぇ?

 

オトギリソウ(2010.07.17 根室)
 こちらはオトギリソウだと思うのだが、近似種も多く確かではない。北海道の山野草コーナーもしばらく更新が出来てない。しかし、植物の写 真を撮っていない訳でも無い。撮っても名前を確認して、皆様に紹介する暇がないのだ。
 会社の専務時代には、余裕があった。代表になってヤバイと思ったが息子が手伝ってくれて何とか時間の確保が出来た。しかし、息子が退職し、一方でこの“道東遠征”の冒頭に書いたようにロータリークラブのお役目が重たくなってきて、自分の時間はどんどん消えている。年齢も50も半ばになり、これで良いのか?という疑問が頭をもたげる。

 

五十石駅(2010.07.17)
 そんなことを考えながらの移動だった。そして気付いたら五十石。今回の遠征で、最後のイシダのポイントだ。え?これが駅?!無人駅だった。車を置いてこの駅を中心に歩き回ったがナンテンハギの群生は見られなかった。当然イシダも…
 ロータリーの会員としてのボランティアはそれなりに意義のあることだと思う。しかし、地区役員になって、私の時間が奪われることは、本来のボランティアではなく、ロータリー会員のためのボランティアではないか?その為に、こんなにFieldの時間が奪われることに納得が出来ない。 確かにそういう人間が存在することでロータリーの奉仕活動が円滑になるのは分かる。しかし、この私の労力は、本来の奉仕に使われるべきではないか?そして、会員全ての意識レベルが高ければ、地区役員なんて必要ないのではないか?そんな疑問が頭をもたげてきた。
 ライオンズクラブの奉仕を“we serve”という。それに対してロータリーの奉仕を“I serve”という、難しい解説は省くが、ロータリーの云う“奉仕”は個人レベルでも実現可能な奉仕なのだ。 であるなら、ロータリークラブに所属せずとも、“I serve”の実現は可能なのではないか!という気がしてならない。

 

フタスジチョウ(2010.07.17 五十石)

 まー今後の身の振り方はさておいて、4時30分ぎりぎりに釧路に到着した。タンチョウ市場の中にある“魚一(うおっち)”ラーメン屋さんだ。富良野の“三日月”無き後、北海道のラーメン店で最も注目しているお店である。“あっ。帯広の…”ここまではお店の方も認識してくれている。いつもの“魚醤ラーメン ”を注文。
 そして、7時から釧路RAC主催のボウリング大会に参加、図らずも個人、団体両方の賞を総なめして、白い目で見られた。その後、釧路北ロータリークラブの役員さんと共に2次会。と言っても、Fieldは車で帯広市まで帰るつもりだったのでジンジャー・エールをひたすら飲んでいた。釧路北の会長さん、青少年奉仕担当委員長さんともに素敵な方々だった。こうして遠方の方々と親しくお会いできるのも、地区委員の特権ではあるが…帯広にたどり着いたのはお昼(Fieldは深夜12時を“お昼”という)を過ぎていた。


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