道東遠征

メマツヨイグサ(2010.07.17 釧路市)

 実は私、ロータリークラブというところに入っている。入会後、間もなく15年になる。ホーム・クラブは帯広市にあるのだが、これが第六分区というところに属し、更に2500地区というところに属している。利尻・礼文・稚内・旭川・富良野・帯広・広尾を結ぶラインの東側全エリアがその対象(ほぼ高校野球の北北海道エリアに等しい)で、私の身分はその2500地区、某委員会委員長ということになっている。
 で、この組織、アメリカが本部なもので、年度が7月1日に始まり6月30日に修了する。皆さんが年末年始、何かと忙しいのと同様、この6月〜7月は、多忙を極める訳ですよ。ん?Field Noteがなかなか更新できずにいる言い訳?ま、まぁそうとも言える(汗)
 この時期マツヨイグサが登場すると、あー道南ね!となるハズだが、今回は“メ”マツヨイグサ。まー普通 種で、どこででも見られる。あまりに普通なので、普段はカメラを向けることもない。しかし、釧路の海岸で、
あれ?綺麗じゃん!そう感じた。考えてみたら、夜に咲き、日の出と共に萎み始める花だから、普段日中に見かけても、綺麗とは感じていなかった訳だ。

 

コサメ?ヒタキ(2010.07.17 釧路)

 何で私が釧路に来ているのかって言うと、実は今夜釧路で、その某委員会がサポートしている某会のボウリング大会がある。それに出ようという魂胆なのだが、“今夜”と言いながら早朝に釧路に来ているのには、もう一つ別 の“魂胆”が有ったからなのだ。
 どうせ釧路に行くのなら、道東方面のイシダ(アサマシジミ)の生息調査をしてみようと考えたからなのだ。そう、今目指しているのは根室で、釧路には寄り道しているところなのである。“1粒で2度美味しい”は江崎グリコのキャラメルの“キャッチ・コピー”であるが、私の行動決定要因でもある。たった1つの理由で遠征は面 倒だが、理由が2つ3つと重なると、何だか得した気分になって動き出す。まー単純なのではある。
 立ち寄った釧路の海岸でこの小鳥を見つけた。まん丸なつぶらな瞳が印象的。ヒタキかなと思うのだが特定できない。胸に鮮明な模様がないので、コサメビタキと判断したが、あまり自信は無い。

 

マメ科3題(2010.07.17 釧路)


 最近の北海道、35度超えの猛暑日があったり、20度行かなかったり、けたたましい温度差が続いていた。今日の釧路、太陽は見えない。まーここは釧路だから名物の霧がかかっているのかも知れないが、とにかく遠くは霞んでいた。天気予報によれば、今日の道東地方、雨は降らないようで、しかも気温は高そうだった。まー、陽射しが無くても気温さえ高ければ何らかの蝶は飛ぶであろう。むしろ直射が無いだけ写 真は撮り易いんじゃなかと、お気楽に考えていた。
 海岸沿いの草むらにはマメ科の植物が目立っていた。花の色はどれも似た色なのだが何種類か混在しているように思いながらも、適当にシャッターを切った。この“適当”がいけないといつも思いながらも適当に撮ってしまう。植物は全体の雰囲気、花、葉がしっかり分かるように数枚に分けて撮影しなければ、後で同定が難しくなってしまう。えーっと上の2枚はヤブマメかなぁ、下はヒロハクサフジであろうと思うのだが、やっぱワカラン!いつまでもシロウトのままなのである(汗)

 

カイジンドウではなさそう(2010.07.17 釧路)

 これも撮影したときにはカイジンドウ?と思っていたのだが、あれ?チシマオドリコソウか?やっぱワカランのである!困ったモンだ。
 あー、そういえば、寄り道したのは、ノハナショウブの紫色が撮りたくて車を停めたのだった。しかし、交通 量が多くて、ようやく停めたこの場所にはノハナショウブの姿はなかった。何やってんだか!もうそろそろ根室に向けて車を走らさなければ…

つづく…


戻る      2010年版目次へ      次へ