渡橋式

翠柳大橋(2010.03.20 音更町)

 音更町長さんの名で渡橋式への招待状が来ていた。リンゴシジミの生息地を潰して完成した橋である。何だか複雑だったけれど、一方で音更町や土木現業所の対応には感謝している。返礼の意味を込めて出席させていただいた。案内図の場所に車を停めると間もなく、佐々木道議のご主人と出会い挨拶した。その後どうしたら良いか分からなかったが、彼の気遣いで受け付けへ…“一般 の方ですか?”と係員に聞かれた。“一般かどうか分からないけれど、町長さん名で招待状を頂いています。”と返事をした。
 係員はやや慌てた様子で、受付名簿に目を走らせた。私の名前があり、橋のパンフと式典のしおりを手渡された。あれま、そのしおりにも私の名を見つけたよ。 肩書は“翠柳大橋新設工事環境対策連絡会”になっていた。

 

テープカット(2010.03.20 音更町)

 間もなくアナウンスが流れ、テープカット。その後、橋の中央まで行ってセレモニー…中川参議院議員の祝辞によれば、この橋の建設を陳情したのが長流枝内のNさんで、38年を経て今日完成したのだとか。眼の黒い内にと言っていたのに間に合わなかったとのことで、これから完成の報告を霊前に…とのお話。
 えぇっ!長流枝内のNさんっていう人を私も知ってるけど、その方のお父さんってこと?しかも、この橋の完成を遅らせたのは…ここに天然記念物のケショウヤナギが生育し、希少種のリンゴシジミが生息していることを指摘したのは私で、きっと2年間はその為に工事は遅れたのだと思う。なんだか複雑!

 

風船(2010.03.20 音更町)

 式典の中に佐藤町議を見つけた。音更町の対応に感謝して、私から音更町にリンゴシジミの写 真額を贈りたい旨申し出た。しかるべく場所に展示して頂けるよう取り計らって欲しいと、お願いした。イベントの最後は皆で風船を飛ばした。今日日の風船はゴムではなく、環境問題を考え和紙でできているのだとか、まー良いんでないかい。
 佐々木道議のご主人が、“先日市長候補のY氏を連れて、あなたの会社を訪問しようとしたら、そこは行かなくて良いと言われた”と笑いながら話していた。そうよ、ウチに来る暇があったら、余所を回りなさいよ。
 しかし、今日は国会議員だ、町長だ、道議だ、町議だ、市長候補だ…と政治の臭いぷんぷんの日になった。なんだかなぁ〜。しかも、その彼等の殆どを知っている私自身も何だかなぁ〜。“目指せ田舎名士”をキャッチフレーズの一つにしてはいるが、レーダーチャートのバランスに偏りがないように注意しなければ…等と感じた一日でした。


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