年頭に当たり…

オオハクチョウ(2008.01.05 帯広川

 やー今年も明けちゃいましたね〜。皆さんお元気?Fieldは年末から腰が痛くてね。しかも、とどめとばかりに29日に大雪が降ったんですよ。1日に50cm。腰をかばいながら、除雪した訳ですが、やはり効いちゃいましたね〜あの雪!
 大晦日には、恒例の糠平で氷結釣り…と企んではいたのですよ。順調に冷えて、氷も充分な厚さになったと聞いてましたしね。しかし帯広市で50cmの積雪ということは、糠平がそれより少ないとも思えない訳で、しかも、この腰でしょ。雪をかき分けて、湖の上まで到達できるという自身はありませんでしたね。今年こそ!と思っていたのに悔しいな〜。

 まー、そんな訳で今年の正月は、いわゆる寝正月ってヤツですね。いやいや寝てばかりいた訳でも無いのですが、手許の蝶の標本撮影などしながら…普段出来そうでできないことを、ポチポチとやりながら過ごしましたね。

 

キンクロハジロ(2008.01.05 帯広川

 ところで、正月に家の中に隠るってのは、やはり色々と弊害がありますね。この時期、どうしても家の中には飲み物・食べ物が、いつもよりふんだんに有りますでしょう。ついつい手が出てしまいます。きっと体重増えたよなぁ…と思います。実は、年末に体重を3kgほど落としたのですが、きっと元の木阿弥ってヤツでしょう。ほとんど運動してないんだから、当たり前だよね。
 数年前からの右手のしびれは、そのままですが、まあ慣れたというか、特に悪化もしてないので、気にしないことにしていますが、それに腰と、実は左足首も調子悪いのよね。何だかボロボロだなぁ。もう体中、インドメタシン配合の湿布薬だらけです。うー、情けない!若い頃に無茶やった後遺症なのか、徐々に体重が増えたのに対し、徐々に筋力が衰えたことによる弊害なのか…いや、きっと両方なんだろうと想像しています。

 う〜ん、ヤバイ!このまんまじゃダメだ!どげんかせんとイカン!…そう思う今日この頃であります。(汗)

 

マガモの飛翔(2008.01.05 帯広川

 ところで、家の中に隠っていて気になったのが、ストーブなんですが、このお正月結構寒くてね。ストーブ点け放しなんですが、北海道の一般 家庭のストーブと云ったら殆どが燃料は灯油でしょ。今や灯油も100円/リットルの時代だもんね〜。いやいや目玉 が飛び出ますって。じゃあ、外に出ますか…と云っても、公共交通機関が殆ど壊滅状態の北海道では、自家用車に頼るしか無い訳で…ガソリンも、Fieldが使っているスタンドでは、155円/リットルよ!
 しかも、どちらにしても二酸化炭素をまき散らすことになる訳でしょう。もう人間なんて、この地球上で最悪の生き物なんだと思い知らされます。でさぁ、もう一つ頭に来るのがガソリン税。払っている料金の半分以上は税金なんだよね。台湾でガソリンは確か50〜60円くらいだったと思うよ。いったい、その税金、何に使ってくれてるんだい?!

 

カワアイサ♀(2008.01.05 帯広川

 それにしても、不思議なことがあってさ。第一次オイルショック(1974年)と呼ばれた時代があったでしょ。あの時、デパートのエスカレーターが止まり、深夜放送の自粛でNHKが11時まで、民放各社も12時で放送修了。ネオンサインの消灯、ガソリンスタンドの日曜休業など、エネルギー消費を押さえる政策が次々と打ち出され、まだ学生だったFieldも世の中どうなっちまうんだろうと、不安を覚えたことがあったよね。
 その後1978年に第二次オイルショックがあったけど、この時にはさほど大きな混乱は無かったと思う。でね、今回の石油製品高騰は、その2度のオイルショックより、更に深刻なように感じるんだけど、誰も第三次オイルショックとは言わないし、あまり騒ぎもしていないのは何故なんだろう?

 TVは朝までやってるし、ライトアップだのイルミネーションだのと夜中も街はキンキラしてるし、ガソリンスタンドは24時間やってるし、こんなんで日本は大丈夫なんだろうかねぇ福田康夫さん? 第一次と第二次のオイルショックの狭間で、内閣総理大臣を務めたのが、あなたのお父ちゃん福田赳夫氏だよね。

 

ミコアイサ♂(2008.01.05 帯広川

 京都議定書にサインしなかったアメリカに対し、何でやねん!と腹も立ったけど、サインして履行できなければ、最悪だよね。サインできませんと仰ったアメリカの方がよほど良心的だったんじゃなかろうかと思えてきますよ。自家用車の排出する二酸化炭素については 2004年現在で +52.6% なんだとさ。その片棒担いで、Fieldも走りまくってる訳ですよ。お金さえ有ればハイブリッド・カーを買うんですけどね。うーん自己嫌悪を覚えますなぁ。
 他の省エネ政策もきっと無理なんだろうなぁ。第一次オイルショックの頃は、ブチブチ文句言いながらも政策に従った訳だけれど、今の日本じゃねー。暴動起きるかもね。愛国心なんていう言葉は、さも悪いことのような教育受けてきたもんなぁ。今じゃ誰も国益なんてことは考えもしないでしょう。世界で一番愛国心の欠如した国民、それが日本人だと思う。歪んだ教育を押しつけた教職員組合にも大きな責任が有ると思うよ。北教組から、お仕事頂いている身ではあるけどさ。それはそれ、これはこれでしょう。

 日本人が“ガンバレ、ニッポン!”と唱えるのはスポーツの時だけだもんね。でも、あれさー、やりすぎだと思わない?相手国の選手が、対等な立場で戦えないくらい騒ぐでしょう。やだなぁーアレは!見てるだけで、恥ずかしくなるよ。相手の選手が素晴らしいプレーした時にも拍手を送ろうよ。それがスポーツってもんでしょう。

 

カワアイサ♀とミコアイサ♀(2008.01.05 帯広川

 その“ガンバレ、ニッポン!”なんだけれど、どうも愛国心が有ってそう唱えている訳でも無いような気がするんだよね。日本チームが勝てば、自分が嬉しいから“ガンバレ、ニッポン!”って言ってるだけじゃないの?そうよ、自分が満足する為にね。え?何?日本チームが勝てば嬉しいと思う気持ち、それも愛国心?うーん、それも否定できない意見ではあるけどねー、何かちょっと違う気もするんだよね。
 とにかく、スポーツの国際試合の応援を見ていて思うのは、礼節の無さ、我侭、傲慢…礼節を重んじ、質素倹約を旨として生きてきた日本人の姿はどこにも見あたらない。そんな日本人には、やはり京都議定書の履行は出来ないんだろうなぁと、話はそこに戻るのですよ。
 Fieldは正月早々何を難しい話してんだろうね〜。いや2007年は、Fieldにとって節目の年でもあったようで、ドタドタ・バタバタと走り抜けましたんでね。今年、2008年は少し腰を据えて…そうそう、痛い腰をね。それで、自分に出来ることは、少しでも良い方向に向かうように、どげんかしながら生きていこうと、年頭に当たりそんなことを考えている次第であります。
はい!

 

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