キベリタテハ(2005.9.19 上士幌町

 3連休の3日目です。昨日の中日は雨で、お家でくすぶってました。夜中にコンビニへ行こうと、車に乗ったら何か変!下りて確認したら前輪の運転席側のタイヤの空気が抜けていました。仕方なく夜中に汗だくでタイヤ交換。ところがスペアタイヤが真黄色のホイールで、このままでは恥ずかしくてどこにも出かける気にはなれない。
 そんな訳で、早朝からどこかへ行こうという目論見は残念ながら泡と消えました。朝8時にスタンドが開くのを待って、パンク修理を依頼したのですが…穴が見つからない。“どうします?”とスタンドの所長。“んー、しゃあない。とにかく空気を入れて様子を見るか”と私。結局不安を抱えてのお出かけとなってしまったのです。
 上士幌町に糠平湖という湖があって、そこの流入河川の河原で、キベリタテハの群舞を見たことがあった。と言ってもずいぶん昔のことではありますが…とにかくそこへ向かってみようと思った。湖の脇のトンネルの入り口付近でタテハを発見し、車を停めた。カメラを掴んで駆け寄ると、はやりキベリタテハだった。ところでこのキベリタテハ、何かおかしな格好してると思いませんか?実はこの蝶が止まったのがトンネル出口の路側帯で、ちょうどトンネルから大型トラックが出てきたもので、突風が吹いたのです。風に飛ばされまいと必死でしがみついている所なのですが、私もその姿がおかしくて、笑いながらシャッターを切りました。小動物の必死の姿は、時に可愛くもあり、健気でもあり、滑稽でもある訳です。

 

モンキチョウ(2005.9.19 上士幌町

 いつぞやのような群舞は見ることが出来なかったが、とりあえずキベリタテハは居た。次は湖岸をチェックしてみようと思う。これまた随分昔の話だが、湖岸でルリタテハを見たことがあった。ルリタテハは地域差があるようで、沖縄の漆黒のような黒に鮮やかな瑠璃色の帯のルリタテハも悪くないのだが、ここのルリタテハの帯は水色に近いブルーで、しかも幅がやや広い。
 そんな奴にお目にかかれないかと湖岸に出てみて驚いた。糠平湖はたまーに釣り人が来るくらいで、滅多に人に会うことがなかった場所だったのだが、家族連れやらアベックやらが何組も歩いていた。どうやら、お目当てはこの湖にある眼鏡橋のようだったが、肝心のその橋は増水で水没していた。そして、人が多かったせいかどうか、私のお目当てのルリタテハも姿はなかった。

 気温は26度もあった。でも蝶はほとんど居ない。先日の千呂露と同じ状況だ。蝶の発生には、気温もそうだが、日照時間が大きく影響している。いくら気温が高くても、蝶は日照時間の短さで秋が来ていることを知っているのだ。咲き遅れのアメリカオニアザミにモンキチョウが止まっていた。逆光に少し翅が透けて見えて綺麗だった。2005年、北海道の蝶の季節が終わったという気がした。


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