チャバネセセリ(200310.26 沖縄県国頭村)

 イワカワさんに見とれていたら、すぐ脇にもう1種類蝶が止まっていた。南方系の蝶に弱い私。特にセセリには自信がない。何だか分からないがとにかくシャッターだけは切っておこうとパチリ!
 ホテルに戻ってからも、この蝶が同定できず、他の角度からの写 真も含めて、前ページでもお世話になった“ふるさん”に見てもらい、どうやらチャバネセセリだろうと相成った。
 なーんだ、リュウキュウナントカ(要するに沖縄固有種)じゃないのかぁ。こちら、北海道以外では全土に記録がある蝶で、ちょっと残念!でも、初撮影だぞ〜

 

クロセセリ(200310.26 沖縄県国頭村)

 実は、この比地大滝の管理棟の脇の平坦な土地は、キャンプ場になっている。シーズンには大賑わいをみせるそうだが、今日はテントもまばら。そんなテントとテントの間の草地にこいつが舞い降りた。
 いくら南方系の蝶、特にセセリに弱いと言ってみても、こいつだけはすぐに分かる。一昨年知念半島で、ちらりと顔だけ見せてくれたクロセセリだ!これまた初撮影。ここまでに何と初撮影が既に5種。まだ2時間しか経ってないのにである。だから沖縄行きは止められないんだってば!

 

クロコノマチョウ?(200310.26 沖縄県国頭村)

 気温が本格的に上昇して来たせいか、次々と色々な蝶が現れ始めた。沖縄本島はご存知のように南北に細長く中央に山脈が走っている。その山の東側には米軍施設が多く、我々観光客がウロウロできる場所は西側に多い。従って夜が明けてから、直射日光が当たるまでには、やや時間差があるのだ。
 クロヒセセリの次に現れたのはオオヒカゲそっくりの蝶。大きさといい、色といい、飛び方までそっくり!そいつを追いかけていると、何と家族連れらしき方のテントに止まった。テントの入口はファスナーが開いていて、ご主人らしき人が怪訝な顔でこちらを覗いている。“その蝶、撮影させて下さい!” 言ってる矢先に、何と何と、その蝶はテントの中に飛び込んでしまった。“あっちゃー!!”もっとも、そいつは、すぐに出てきてくれて、またテントに止まった。“そんなに珍しい蝶なの?”とご主人。“あ、いや、北海道から来てるもンで、何でも珍しいンです”とか言いながらシャッターを1回切っただけで、その蝶はどこかへ行ってしまった。でも、これまた初撮影!!
 ところで、この蝶の名前に“クロコノマチョウ?”と付けたが、理由は後程としよう。

 

ツマムラサキマダラ♂(200310.26 沖縄県国頭村)

 次にテントの間を縫うように飛んでいたのが、このツマムラサキマダラ。これまた一昨年、知念半島で初のご対面 をし、感動させらた種だ。ところが、なかなかとまってくれずに、私も後を追い、テントの周りをウロウロ!あちこちから私に視線が降り注がれる。もちろん暖かい眼差しではないことは承知している。どちらかと言わずとも冷たいそれである。
 ケッ、こちとらこの為に高い旅費払って沖縄までやって来てるんでーぃ。何か文句あっか! 10数分後にやっと止まってくれて、必死の思いでシャッターを切る。冷や汗がタラーリ!!

 

テングチョウ(200310.26 沖縄県国頭村)

 キャンプ場を抜けて、やっと管理棟手前の草地へ…ふーやれやれ!そこにはタテハモドキとアオタテハモドキとテングチョウが…
 タテハモドキとアオタテハモドキは、昨年の石垣〜西表で沢山撮らせてもらっているので、テングチョウを狙う。もう既に汗ビッチョ!冷や汗なんだか、あぶら汗なんだか?!

 

シロオビアゲハ♂(200310.26 沖縄県国頭村)

 そろそろ場所を移動しようと時計を見たら“あらもう11時”レンタしたキューブを運転。この車ハンドルギアで、いつもフロアシフトの私にはどうも馴染めない。特にバックギアにうまく入れられない。
 どうにか駐車場を出て間もなく、見慣れぬマダラチョウが…。車を道の脇に停め撮影したが、シャッターを1回切ったところで逃げられた。しかも、ボケボケ!いったい何だったんだろう?そこに現れたシロオビアゲハをパチリ!そういえばこの蝶、デジで撮るの初めてだった。アゲハの中ではかなり小型で、好きな蝶なんですけどね。ん、そうそう。私、何でも小さいのが好きかも知れない。あ、でもハンパじゃなく大きいのも好きかも…


まだまだ続くよ…

リュウキュウヒメジャノメ・リュウキュウミスジ・タテハモドキ・アオタテハモドキ

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