ゴマシジミ(2003.08.23 長流枝内)

 稲穂に花がつかないとか、青物の高騰とか新聞のニュースで読んではいるが、私が実感しているのは、トウモロコシが店頭に並んでいないという実態である!例年だとお盆前後には“いやー貰い過ぎちゃって”とか言いながら、どこかからはトウモロコシのおすそ分けがあるものだが、今年はまだない。ないどころかトウモロコシをまだ見ていない。
 お盆を過ぎて、幾日か夏日があった。遅ればせながらの夏が…との期待も空しくこの土日にも傘のマークが…とにかく土曜の午前中は雨とのことで完全に諦めていたのだが、早朝に強い雨があっただけで、その後気温はぐんぐん上昇した。遠出はもうムリだが、近場ならと長流枝内を久々に覗くことにした。それにしても暑い!雨上がりだから湿度も高かったのだろうが、体感温度はかなりのものだ。
  ナガボノシロワレモコウが群生してる場所があった。そして期待を裏切ることなくゴマシジミの♀が数頭産卵行動を取っていた。

 

キアゲハ(2003.08.23 長流枝内)

 キアゲハが飛んでいた。林道の同じルートを行ったり来たりする珍しい行動をとっていた。そこにもう1頭飛んできたが、こちらはオレンジ色に見えるほど濃い色をしていた。
 追尾して行ってしまうかと思ったら、また戻ってきて、同じ行動を繰り返す。ヤンマなどではこのような行動を時々見かけるが、キアゲハのこの行動は初めて目撃した。やっととまってくれて写 真撮影が出来たのだが、この後は、また同じ行動をくりかえしていた。

 

オニヤンマ(2003.08.23 長流枝内)

 子供の頃、ヤンマと言えばエゾトンボとルリボシヤンマくらいしか目にしなかった。子供達はエゾトンボをギンヤンマ・ルリボシをオニヤンマとよんでいた。子供ながらに違うのになぁと思いながら、一緒にトンボ採りをして遊んでいた。その頃十勝にギンヤンマもオニヤンマも居なかったのだと思う。
  その後ギンヤンマは手稲山で出会うまで本物には出会うことはなかった。一方オニヤンマは日高で幾度か見かけた。
 十勝では、数年前に浦幌で一度だけギンヤンマを見た。オニヤンマはやはり浦幌町で1度と音更町で1度見かけた。今回大型のヤンマがとまったので、ルリボシだと思ってそっと近づいてみたが、オニヤンマだった。十勝でオニヤンマを見かけたのはこれで3度目のことである。

 

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