第15章 ロング・ドライブ(Swisse9)

 

1.イタリアへ

 冷や汗タラタラの会合出席も終わり、楽しかったスイスの滞在予定全てが終了しました。いよいよイタリアへ再入国。10時間はかかるとか…。半分以上、ボーッとした時間を過ごしました。


道路案内標識

 車はひたすら東を目指した。途中、私にはどこを走っているのか分からないので、道路案内標識を撮影していたが、結局どのルートをどう走ったのか定かではない(笑)


ハンドルを握るルチアーノ

 ルチアーノは自分で作ったCDをかけていたが、結構私の知っている曲もあった。全部無料サイトからダウンロードして保存してるんだとか。トーケンズの“ライオンは寝ている”をリメイクした曲がかかった。誰が歌っているのか聞いたら、ポール・サイモンだと言う。なかなか良かった。


ナントカ・トンネル?

 こういう設定でシャッターを切ってみてくれと言われた通 りに、シャッターを切った写真。

 ついでながら、スイスの交通事情ですが、信号が少ないのに驚きました。一般 道の最高時速60kmですが、歩行者が横断の様子を見せると、車はしっかり停まってくれます。しかし、イタリアはそうはいかないので御注意下さい。これはあくまで笑い話なんですが…イタリアのタクシーの運転手“メルセデスのエンブレムは人を狙うときの照準に丁度良い”これを聞いたお客“もし、お前がハズしたときはオレがドアを開閉して援護するから安心してくれ!”…危ない国です!!


ハイジランド

 これがハイジランドだと言う。走行中に撮ったのだが、これじゃワカランと言うと…


ハイジランド、入り口

 それではと回り込んでくれた。入り口の左の赤いサインには確かに“Heidiland”の文字が…(車を停めることなく、これも走行中の車窓から撮影)


ベレイナ?(左の看板

 “i”が多いので、ベレーナとは発音が違うんだとの説明でした。


ベレーナの生家

 ルチアーノが、重要な建物があるから写真を撮れと言う。ストーリーは後だと、説明してくれない。後で聞いたら、ベレーナの生家らしい。(おそらく白い建物)


ベレーナの家紋と同じデザインのヤギ

 このヤギは、どうやらこの地方のシンボルらしい。


峠のホテル

 寒いと思ったら、標高2149mだもの。
  このあと峠を降りたところで、ピッッアとビールでお食事。どんな種類があるのかワカランのでお任せすると、私のには何とタンポポの葉っぱが乗ってましたが、意外と旨かった。でも、日本の1/6とか、1/8カットと違って1人前は12インチ程のフルサイズ1枚。食べ切れません。何で食べられないのかとルチアーノが聞くから、日本人の胃袋の内側には小さな窪みが沢山あって、そのひとつずつに米粒が一つずつはまって…等と訳のワカラン説明を真顔でしてやったら、大笑いしていた。

 その後国境の検問がありイタリアに再入国し、延々とドライブは続くのだが、何と私は車酔いをしてしまった。自分でハンドルを握っていても時々酔う人なもので…。とにかくママの家に着いたときには完全グロッキー状態。もう何も要りません、お休みさせて下さい!では、また明日。

前ページ : 次ページ