第14章 うーん、どうしよう(Swisse8)

 

1.Vevey(ヴィヴェイ)

 たっぷりあったハズのスイスの旅も今日で最終日になってしまいました。でも充実してたなぁ。それもこれもルチアーノとベレーナのお陰だよ。アリガトねー。


レプレ家

 5月4日水曜日。今日は私の所用でVeveyという街に行かなければなりません。そこで会合に出席し、終わり次第にルチアーノのママの村(イタリア)へ向けて出発します。あれ?彼等の家の写 真撮ってなかった。壁の紋章はベレーナの実家のものだとか、何でルチアーノの実家の方じゃないのかは聞きませんでした。(家庭内の力関係に因るものか?んなことはなさそうだけど)


チャップリン像とレプレ夫妻そして愛犬シラス

 湖岸沿いにある公園です。ここVeveyはチャップリンが晩年を過ごした街として有名です。この近くに彼の家があり、今でも息子さんが住んでいるとか。晩年のチャップリンは、でっぷりと太り、ごっついロールスロイスに乗っていたとルチアーノが言ってましたが、あまり良い印象ではなかった様子。


湖岸にある古城

 このお城売り物です。日本円でだいたい2億くらいなもんです。安い!どなたかいかがですか?VISAカードでもOK!よ。でもあまりに古く補修にいくらかかるかは想像がつきません。
 なんてことはさておいて、実は私、昨日からアタマを痛めております。 あ、いや風邪とかではなくて、本日午後12:15よりこの近くのホテルで開かれる会合に出席を予定しているのですが、ぬ わんと、その会合はフランス語で行われるんだよねー。自慢じゃないけどフランス語なんてチンプンカンプン!ど、どうしよう!?ルチアーノが心配して、通 訳にベレーナをつけようかと言ってはくれているのですが、そこまでお手を煩わせるのも気が退けて…。


街のシンボル

 悩みながらホテルに向かって歩いていると、大きな公園があり、ちょっと素敵なモニュメントが…。同じ形式の像が湖岸にも並んでました。あ、左手に一騎見えますでしょ。
 結局その会合には私一人で出席するから大丈夫!と言ってはみたものの、フランス語圏の連中は英語嫌いだからねー。英語で話しかけて、通 じても返事はきっとフランス語で返ってくるぞとルチアーノが脅かす。うーん参ったねー。まぁ、恥かいても一時(いっとき)だぁ! なんとかなる!(と、良いのだけれど、ホントに大丈夫?)


Vevey-Montreux-Riviera Clubのメンバー

 まあ、宣伝することもないけれど、隠すことでもないから言っちゃいますが、私R.I.(ロータリー・インターナショナル)のメンバーでして、本年度は国際奉仕担当理事ってのを仰せつかってます。ですから海外に行ったときは、少しでも国際親善活動なんぞやってみようと思い立ったのが運の尽き!あ、いやそうじゃなくて…あくまでR.I.は奉仕団体ですから、ちっこい日本の更にちっこい島、北海道から来たフランス語のワカラン田舎モンでも、そんなに冷たくされることもないだろうと腹をくくって出席しました。
 結局私の心配をよそに、皆さんとってもフレンドリー。気を遣っていただき更に親切にしていただきました。右手前が現会長さん。右手が悪くて大変失礼ながらと左手で握手していただきました。その次が保険会社の社長さんで英語が堪能でしたので、その奥に私が座りまして、更に奥の黒いスーツの方がホテル・オーナーでこの方も英語堪能。つまり両サイドに通 訳をつけていただいた格好です。更に私の正面(左奥から3人目)が次年度会長さんで、この方も英語で話しかけて下さいました。
 ところで、このホテルのオーナーさんとは一番よくお喋りをしたのですが、“そうか、お前の息子も仕事を手伝ってくれているのか、それは良い。私の息子も32歳で、今ロンドンのホテルを任せている。何?日本から来た?日本にも私のホテルの支店があるぞ。”そこで私“あのー、なんというホテルでしょうか?” と尋ねたら“ハイアットというのだけれど、お前知ってるか?”み、みなさんもご存知ですよね。この方がハイアットのオーナーさんなんだそうです。はい…冷や汗がぁ、タラーリ!

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