巨熊?(2003.08.24 白老町)

 白老近辺のフタスジチョウの前翅に、ちょっと変わった斑紋が現れた個体が撮影された。それも複数の個体にその斑紋が現れている。これは一度調査の必要が有るぞと、白老行きをもくろんでいた。土曜日は傘マークが付いているものの、日曜日は曇り時々晴れ。降水確率10%。では、出発〜!
 ところが、何と雨。今年はひたすら天気予報に裏切られた。懲りもせずに信用する側にも問題はあるのだが、それにしてもハズレが多すぎる。しかも悪い方に悪い方にハズレる。写 真は国道をうろついているときに目にとまった巨熊のハリボテ!日勝峠のドライブインにも、同様の巨熊がいるが、はたしてどっちが大きいだろうか?

 

ネバリノギク(2003.08.24 白老町)

 せっかくここまで来たのだからと、ホザキシモツケの群生など確認しながら10時頃まで辺りをうろつくが、雨と霧雨が繰り返されるだけで、回復の兆しは見られなかった。
 その時に見つけたピンクの花。何だろうと近づいてみると、どうやらネバリノギクのように思う。通 常はもっと青味のある紫色が本来の色なんだと思うが、これはどう見てもピンク!でも、色以外はネバリノギクの特徴を備えていた。

 

キクニガナ(2003.08.24 日高町)

 予定ではその後門別へ行くつもりであった。しかし、雨足は衰える気配がない。仕方なくとりあえず苫小牧へ移動。釣具屋などで時間を潰して、お腹が空いたので何か美味しそうなものはないかと物色していると。大型のラーメン店らしきものを発見。“はまじお坦々メン”の看板が目に飛び込む。値段も味もGood !
 その後、雨も止まず、おそらく海岸沿いは皆似たり寄ったりの天候だろうと門別 は諦めた。そして内陸の日高町を目指したのだが、途中の国道脇に薄紫色の花が点々と咲いていた。ニガナに似た雰囲気で、花は大きく上品な薄紫色。帰って調べてみたら、どうやらキクニガナのようである。また一つ、私にとってのお気に入りの花が増えた。

 

ゴイシシジミ(2003.08.24 日高町)

 日高に寄ったのは、7月に出会ったゴイシシジミの今年2化目の発生を確認したかったからだ。天候は曇りで気温もかなり低い情況ではあったが、案の定かなりの発生が見られた。7月に出会ったときより新鮮な個体が多いように感じた。
  実は先週、野幌在住の私の友だちがここに下見に来てくれていた。その時には幼虫も少し採集できたとの事だったので、私も探してみたが、見つけることは出来なかった。
 今シーズン、蝶の撮影に出掛けるのは、これが最後かも知れないと思いながらの遠征だったが、またまた不発に終わってしまった。沢山のゴイシシジミの乱舞を見ながらとても淋しく感じた。

 

戻る      2003年版目次へ      次へ