サカハチチョウ(2003.06.07 長流枝内)

 ここのところ、東京だ、仙台だと、地元の自然が疎かになっている。今日は午前中所用があって動けなかったが、午後、2時間程時間が持てたので、例の如く長流枝内…
 実は、昨夜S氏から“ツマキとカラタカのポイント教えて”と電話があったので、この場所を教えてあった。果 たして本当に出ているかどうかの確認もしたかったのである。
 お天気は悪くなかった。風もさほど強くはない。しかし、何だか妙に冷たい風で気温が上がりきってなかった。

 

ツバメシジミ(2003.06.07 長流枝内)

 道端のタンポポは綿毛の物が目立っていた。替わってハルザキヤマガラシの黄色が目を惹いたので、ある程度本数がまとまって咲いている場所を見つけ車を寄せた。
 既に、スジグロシロチョウ・ツバメシジミ・サカハチチョウが吸密に訪れていたが、カラタカとツマキは見えなかったが、辺りを見渡しても吸密植物になりそうなのは、コンロンソウくらいだったので、そこで待つことにした。

 

カラフトタカネキマダラセセリ(2003.06.07 長流枝内)

 何分も待たずしてカラタカが現れてくれた。その後も数頭見かけたが、全て♂で、まだ出始めのようだった。先日Jさんがカラタカを見つけたことで、S氏が入れ込んでいたが、“まだ、少し早いと思うよ”と前置きはしたものの、長流枝内でももう出現していたので、一安心した。

 

ツマキチョウ(2003.06.07 長流枝内)

 続いてツマキチョウも現れてくれたが、こちらも全て♂だった。私としては、カラタカより、実はこちらの写 真の方が撮りたかった。いつも長流枝内ではタンポポに止まるシーンしか撮れていなかったので、一層嬉しかった。
 おそらく、S氏も撮影できたことだろうと想像しながら彼の携帯をならしてみたが、出てはもらえなかった。

 

チゴユリ(2003.06.07 長流枝内)

 植物の方も、すっかり初夏の花が咲き始めていたが、唯一気になるのは、今年に入って未だにエゾシロチョウを目撃していないことだ。昨年、北海道はエゾシロの羽化時期に急激な寒波に見舞われ、羽化直後のエゾシロが大量 に死ぬというニュースが流れたが、そんな事の影響じゃなかろうかと、気になって仕方がない。
 長流枝内でも、植樹のエゾノコリンゴを数本確認したが、幼虫に食害された様子もなく、たくさんの花を付けていた。今後、エゾシロについては注意深く観察して行きたいと思っている。

 

カラスアゲハ・ウスバシロチョウ・モンキチョウ・サトキマダラヒカゲ大発生

スズラン・チシマフウロ・ツマトリソウ・サクラスミレ・エゾキスゲ他

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