サクラ(2003.05.03 帯広市)

 旭川に毎年恒例のヒメギフチョウ撮影に出掛けようということになりました。ただ今年は、去年のうちから同行希望がありましたので、スケジュールを調整した結果 、帯広からはS氏・M氏・N氏の参加ということで全員我が家に朝6時集合となりました。
 昨日の帯広市、27度と気温があがったおかげで、家の前の桜の木も本日開花!何だか幸先良さそう…ん?29日にも幸先が良いって書いたなぁ!大丈夫かぁ?

 

アオダイショウ(2003.05.03 上富良野)

 やや不安を抱えながらも、時刻厳守で出発。ハンドルは例によってS氏。いつもすまないねー。こんな時におとっつあんが…あ、いや何でもないっす。
 とにかく富良野の通過時刻を考えて、カムイコタン10時の予定だから…よし上富良野に寄る時間が有るぞ!…で、29日に引き続き上富良野でリベンジ!…とまでは良かったのだが、ポイントでまず目にしたのは蠢く物体!な、何とヘビ?
 どうやらこの時期、ヘビにとっても恋の季節のようで…2匹がグロテスクに絡み合って、どうやら交尾中らしい。これって運が良い?それとも…

 

ヒメギフチョウ with カタクリ(2003.05.03 上富良野)

 ところで、今回の私自身のテーマは、ヒメギフをその生息環境と共に、特に色々な吸密植物と共に写 すことに的を絞ろうと考えていた。
 結局私にとっては、サクラもヘビも吉運の兆しだったようで、はい!撮らせていただきました。同行諸氏もそれぞれに前哨戦にしては好成績のご様子。これは充実した1日になるぞー!

 

ヒメギフチョウ交尾(2003.05.03 上富良野)

 カムイコタン着10時の予定なので、結局このポイントには9時近くまで居たのだが、そろそろ出発しなければならない。私としてはここで、思った以上の収穫があった。しかし、更なる期待を込めて、旭川へGo!
 帯広市を出てから、旭川市までは、何の支障もなく、順調だったが国道12号線に入った途端に事情が変わった。渋滞である。さすがGW.車の数がいつもと違う。カムイコタン目前でノロノロ運転となる。少し余裕は持って出たはずだったが、このノロノロで使い切ってしまい。到着予定に5分遅れた。

 

ヒメギフチョウ with カラフトナニワズ(2003.05.03 カムイコタン)

 カムイコタンでお約束の、CさんNさんも、渋滞その他で若干の遅れで丁度良かった。そして、無事に合流はしたのだが、どうもここの雰囲気が良くない。何しろ蝶が少ないのだ。4月20日の方がよほど多かった気がする。
 更に不思議なのは、花が少ない気がする。スミレ類が少ないし、オオイヌノフグリも見あたらない。ニリンソウも充分に開花していない。サクラは全く咲いていない。つまり、気温が一気に上がりチョウは羽化したが、その後の激しい気温の上下で、植物の開花が追いついていない様子なのだ。

 

ヒメギフチョウ with フッキソウ(2003.05.03 カムイコタン)

 同行の皆さんは、ヒメギフの少なさに、もしかしたら拍子抜けしたんじゃなかろうか?何しろ前哨戦で好成績だったのに、本命の地でやや不調!
 チョウの少なさは、採集者の多さもあるが、それより吸密植物を求めて、どこかへ移動したと考えるべきだと思う。ならば、我々も移動することにしよう。地元のNさんと相談し、北邦野草園経由で当麻へと向かうことに決めた。

 

ヒメギフチョウ with ムラサキツツジ(2003.05.03 当麻)

 旭川の北邦野草園では、圧倒的なエンゴサクの量に驚かされた。もちろん他の植物も沢山咲いてはいたのだが、何しろ植物園。草花をかきわけてチョウに近づくことが出来ない。飛んでいるヒメギフを後目に、お弁当を仕入れて当麻へ移動する。  当麻では、ツツジの植え込みのいたるところで、ヒメギフが吸密しているのには驚いた。“なんじゃい、こりゃ!ヒメギフチョウって普通 種かい?”撮影なんていつでもできるとばかりに、早速お弁当を広げたところへ、KさんとGさん合流!ここで、ハプニングが…初対面 のハズのGさんとMさん、実は旧知の仲だったんですって!またまた世の中の狭さに驚かされる。
 そんなこんなで、大勢の方々に遠路お集まり頂き、大盛況の春のオフ会と相成った。ご参加の皆様に心より感謝申し上げます。ところで、ここだけのお話。あのあと皆で当麻道の駅でソフトクリームを食べました。ソフトクリーム大好きなKさん。先に帰られちゃったもので、ご一緒できませんでした。残念!!

 

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