キアゲハ観察日記 蛹編(前蛹〜蛹)

 

2014.08.02午前(22日目)
 朝軟便を発見。午前8時ころより激しく歩き回る。蛹化場所を探しているようだ。飼育スペースが広くないもので同じ場所を何度も行ったり来たりした結果 2〜3時間後ここに落ち着いた。

2014.08.02午後(22日目)
 午後3時ころ蛹化場所の足固め。丁寧に吐糸しているようだ。




 胸の部分は糸で垂下する訳だが、その糸もまた上のようなポーズで幾度も吐糸しながら徐々に太く仕上げている。
 午後5:10撮影 すっかり落ち着いてはいるが、自らの足でしがみついている感じ。

 

2014.08.03(23日目)
 午前9時撮影。自らの力でしがみついてるのではなく、ぶら下がっているという感じ。
 午後5:40撮影。もう脱皮をし蛹になっていました。サイズは38mmでした。

 

蛹化シーン
別個体の蛹化シーンを撮影しましたのでご紹介します。
 前蛹を撮影、数秒後にもう一度目をやると、模様の位 置がズリ下がっている気がして、再度撮影。(写真の上にマウスを移動して見て下さい)脱皮が近いと判断する。
 間もなく背中に亀裂が入る。
 一度亀裂が入ると後はするすると脱げていく。
 不思議なのはここで、脱いだ皮が下に溜まるのは分かるが、どうやって脱ぎきってしまうのか?胸の部分の糸だけでぶら下がるようにして、ほんの一瞬だが、お尻の先を離しているようにも見える。実はムービーも撮っていたのだが、何だかイマイチ釈然とはしていない。
 完全に脱ぎきり、皮も見事外して下に放った。まだ身体全体がブヨっとしている。ここまででたったの20分くらい。
 ブヨブヨ感も無くなり本来の蛹の姿になりました。スタートから4時間後くらいでした。

 

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