今年の天候は、気温が急上昇したり、急下降したり、雨も降るときには激しく、降らなけれれば乾燥するという何か振り回されている気分です。そうこうししている内に９月も後半になってしまいました。
　ここまで来たら、出来ればお会いしたいチョウはイチモンジセセリくらいなものでしょうか。そこでいつもの幕別 町に時折足を運んでいましたが、イチモンジに出会うこともなく、Field Noteに掲載する記事もなくストップしたままでした。

　この日も特に何もありません。いつも通 りモンシロ・モンキ・スジグロに時々現れてくれるのが、シジミ類とタテハ類です。今日もダメかぁと自宅に戻ってからが、ちょっとした事故がありました。Fieldのページをご覧頂いている方はご存知と思いますが、ルチーアーノからメールが来ていました。
　内容は、今、旅行会社の仕事で日本にいる。9月21日に釧路へ行くのだが、その前9月20日に都合が良ければお前に逢いたい。とのこと…いきなりだよねぇ。断る筈もなくOKして一緒に酒を飲み交わしました。
　ところが翌日、帯広市からJRで釧路に行く予定でしたが、昨夜遅くに北海道では初の線上降水帯発生で帯広から東へは全て欠航となりました。ならば、自家用車で送るよと引き受けたのですが、大変なことになりました。主要幹線道路も全て閉鎖で、高速道路も閉鎖でした。結局５時間かけて阿寒まで送りました。阿寒〜釧路のバスは明日の朝から運行する事を確認できましたし…ホテルも確保できましたのでね。しんどかったぁ！

モンキチョウ（2025.10.03　幕別町）

　そんなこともありながら、また幕別 町に来ました。今年度初のストーブ点火か？というほど寒い日もありましたが、今日の予報では最高気温27度ですって！
　イチモンジセセリを、あまり強く期待はして居ませんでしたが、最近チョウのムービーを上手に撮りたいと思うようになり、その練習のつもりでした。
　やはり、今日もシロチョウ科だけかなぁと思いながら、それでも慎重に目を懲らしながら歩いていましたら、ん！もしかして？と思う個体を見つけました。慌ててカメラを構えるも時既に遅し！あれは何だったのか？

　この辺りには似たような蛾も居ますので、特定は出来ませんが、歩くスピードを遅くして、どこかに居るはずと慎重に１時間ほど歩いた結果 、ん？遠くからパシャリ！少し近づいてパシャリ！ズームアップをしてパシャリと慎重に撮影した結果 、イチモンジセセリの撮影に成功しました。
　毎年ここに必ず現れる種でもありませんし、昨年は一度も出会えなかったように思います。何年越しかなぁ？姿を見せてくれて有り難うね！