蝶好きのFieldは春になるとヒメギフチョウに会いに、ほぼ毎年旭川方面 を訪れる。そして、それを口実に会いたい人も旭川に居て、スケジュールが合えば、一緒に飲み語り合いたいと思っている。今年は春になるのが例年になく早く、4月26日にヒメギフはほぼ満足出来る撮影が出来た。うーん、しかし誰にも会うことなく今年は終わりか？と思っていたのだが、何？5月3日玉 ちゃんのライヴがあるって！ じゃ、こっそり覗きに行こうか。…と企んだ。
　欲張りなFieldは5月2日早朝から動き廻って、当日3日、旭川入り。会場は駅前の西武だが、駅前周辺で駐車場の確保は難しいだろうと様々な案を練って出した答えが、旭川道の駅に駐車。クリスタル橋が平成25年秋に完成し、歩いても30分とかからないだろうと読んだ。12：00まだ早いだろうとは思ったが会場下見。実は蝶の撮影用の望遠レンズを持参し、これなら遠くからでも玉 ちゃんのアップが撮れると思ったのだが、会場を見て焦った。意外とアットホームな造り。ヤバっ！このレンズならどアップしか撮れない！
　慌てて道の駅へ引き返し、レンズを交換して再度会場へ向かった。良かったね〜時間に余裕があって。それにしても駅周辺はいつこんなに変貌したんだ？

　ライヴ会場にはスタート15分前に到着。既に椅子にはポツリポツリと人が座っていた。実はFieldは座らないつもりでいた。こっそりと写 真を撮りまくってやれ…と思っていたのだが、昨日静内で１山、今朝も旭川で１山…調子に乗って２山登って足腰ガタガタだったもので、しっかりと座り込んでしまった。しかも、私の前列のカップルが前の関に詰めたので、私も釣られて前列へ…。ダメだこりゃ！玉 ちゃん入場と共にバレて〜ら！
　ステージ上でも、“帯広の…”とか“蝶のカメラマン”とか言ってるもんね。アハ！ごめん！！こうなるなら“行くよ”と予め連絡しておくんだったかな〜。ごめんね！

　実は、玉 ちゃんの演奏は何年も前から幾度か聴いたことがあった。でも、個人的に…で、こうしてキチンとした会場で聴くのは初めて。今日のライヴは11時と2時の２本で、ちょいと無理をすれば11時に来ることも出来たが、もし１本目で彼に気付くことが有れば、２本目に調整してくるだろう。そうであるなら、１本目より２本目の方が、彼にとってより充実したライヴになるだろうとの読みも有った。

　そんな読みが当たっていたかどうかは分からないが、会場内には彼の友人知人も居たようで、直ぐに打ち解けた様子。笑顔もジョークも出てきましたね。

　会場からも指笛、合いの手、かけ声、かちゃーしー…。Fieldも座ってられなくなり、最後は会場を右へ左へ動き廻りながらの撮影をさせて頂きました。そう言えば、会場係の方にストロボ撮影の許可も頂きましたが、スタート前の試し撮りで、周囲の壁が真っ白で、妙な影が出るのを嫌って、全てストロボ無しで撮りました。
　スポット･ライトも無く、シャッタースピードが遅くなり、いくらかボケ・ブレ写 真も有りましたが、その判断は間違いでは無かったと思います。

　玉ちゃんの声も、観客の合いの手も、少しずつ声に力が入ってきました。

　このステージで、曲弾きもすることを初めて知りました。三線を弾くようになったキッカケや、宮古との関わりなどいくつか新たな話しも聞くことが出来て、ステージを覗いて良かったと感じています。

蛇足ですが…玉ちゃんへ、Fieldが沖縄に興味を持ったのは、ご想像の通 り蝶と関係があります。南国の蝶に会いたくて既に11度沖縄に行き、生の沖縄音楽を聴くようになりハマってしまいましたが、決定打はパーシャクラブとねーねーずです。それから、蝶は沖縄口（うちなーぐち）で“あやはべる”とか“あやはびる”と言いますが、島により様々です。しかし、この“あや”は“彩 ”であり“はびる” “はべる”が本来です。八重山では“ぱぴる”と言いまして“ぱぴる節”という民謡もあります。是非一度聞いてみて下さい。益々のご活躍を期待します。Fieldも三線弾いてみたいなー。

※西武デパート様が西部デパート様になっていました。お詫びの上訂正いたします（Field）