沖縄は日本じゃない? (文化編)

まだ残雪の帯広市をあとにし、数十年越しの夢が叶って南国沖縄本島を訪れた。
ところが…
残念ながら、3泊4日中3日間は曇天そして雨、自分の日頃の行いの悪さを恨んでも仕方のないこと。
こうなったらしっかりと観光を楽しんじゃえ!
…で、一番感動したのがここ“首里城 ”上の写真はご存知“守礼門”そして下が首里城。

常々“沖縄は日本じゃない”そう思ってましたが、はやりその感を強めました。
だってそうじゃありませんか?これだけ立派な独自の文化を持っている民族なんです。
建築技術、音楽そして何よりこの“守礼門”に書かれている文字読みましたか?
“守禮之邦”ですよ!日本人が、もうすっかり忘れちゃってる“礼”を“守る”“国”なんです。
これはもう“琉球国”として、世界が認めるべきです。
そして、その精神文化を象徴するのがこれ…

防空壕ではありません。お墓です。街の中といい、山の中といい、至る所に“お墓”があります。
墓は、“何とか霊園”にまとめて有るもんだと思い込んでた私には驚きでした。お墓は山を背に、
海に向かって建てるんだそうです。そしてお墓の前には必ずちょっとした広場があって、親族が
集まり供養をするんだそうです。(たぶん泡盛飲んで、島唄歌って踊るんだろうなー。)
もう一つ、何処へ行っても目に入るのが、これ…

ご存知“シーサー”です。右で口を開けているのが雄、左が雌なんだそうですが、
これは神社の狛犬そっくりですが、バリエーションのあることあること、色んなところの
シーサー眺めてるだけでも飽きません。ホント!


こんなひょうきんなシーサーも……

…で、思ったんですが、日本のやったことといえば、大戦の作戦本部を首里城に置いたことで
攻撃の目標にされ、貴重な文化遺産を失い、にもかかわらず、沖縄の人は例の“ひめゆり部隊”
な訳で、更に米軍の基地として広大な土地を接収され、日本なんて琉球の敵だ!…と私なんぞは
思ってしまうのですが、沖縄の皆さんはどう思われているんでしょうね…。
でも、もう少し考えてみるに、日本が変わってしまったんで、実は沖縄に本来の日本が残ってる
なんて思えたりもする、不思議な土地です。沖縄って……。

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